メンズスキンケアお役立ち情報
メンズのオールインワンにデメリットはある?乾燥肌が「化粧水+乳液」に戻すべき条件と、1本のまま続けられる条件
結論: デメリットは「保湿の配分を自分で調整できない」の1点に集約される。乾燥肌は"追加の1本"で解決することが多い
オールインワンのデメリットを一言でまとめると、水分を補う成分と、蒸発を防ぐ成分の配分が製品側で固定されていることです。化粧水と乳液を別々に使う人が「今日は乾燥するから乳液を多めに」と調整しているのに対し、オールインワンは1本の中の配合比で決まるため、乾燥が強い日・部位に合わせた調整がしにくくなります。
ただしこれは「乾燥肌はオールインワンを使うべきでない」という意味ではありません。乾燥が気になる部位にだけ乳液やクリームを"1本足す"ことで、手軽さを保ったまま補える場合が多いからです。以下、仕組み・判定表・使い方の順に整理します。
オールインワンが1本で何をしているかを公開情報で確認する
日本化粧品工業会は「保湿」を、皮膚の水分を補ったり水分の蒸発を防いだりしてうるおいを保つこと、「エモリエント」を、皮膚からの水分蒸散を抑えてうるおいを保ち皮膚を柔らかくすること、と説明しています。また、皮膚に水分を与える吸湿性の高い水溶性成分(グリセリン・尿素など)を「ヒューメクタント」と呼ぶ場合があるとしています(出典: 日本化粧品工業会「保湿とエモリエント」)。
この整理に当てはめると、一般的なスキンケアは「化粧水=水分と水溶性保湿成分を足す」「乳液・クリーム=油分で蒸散を抑える(エモリエント)」という役割分担になっています。オールインワンは、この2つ(製品によっては美容液・アフターシェーブの役割も)を1つの処方にまとめたものです。ZIGENのオールインワンジェルは、公式サイトで化粧水・乳液・美容液などの役割を1本にまとめた製品として案内されています(出典: ZIGEN公式)。
1本にまとめる以上、「足す」と「抑える」の配分は製品の処方で決まります。ここがオールインワンの構造的な限界であり、乾燥肌の人が「物足りない」と感じる場合の主な理由です。
判定表: 乾燥肌が2本使いに戻すべき条件/1本のまま続けられる条件
| 状況 | 1本のまま続けられる(○) | 化粧水+乳液(または追加の1本)を検討(◎) |
|---|---|---|
| 乾燥する場所 | 顔全体が均一に軽く乾く | 頬・口元だけ強く乾き、Tゾーンはベタつく |
| 季節差 | 冬も夏もあまり変わらない | 冬だけ粉ふき・皮むけが出る |
| 塗ってからの変化 | 塗った直後のうるおいが昼まで続く | 塗って1〜2時間でつっぱりが戻る |
| 髭剃り | 剃った後のヒリつきが短時間で消える | 剃った翌日までヒリつき・赤みが残る |
| 使用量 | 規定量で足りている | 規定量の2倍塗っても乾く |
| 目的 | 時短・ベタつき回避が最優先 | 乾燥の改善が最優先 |
「◎」が2つ以下なら、オールインワン1本で十分に成り立つケースです。「◎」が3つ以上なら、配分の固定が乾燥に追いついていない状態なので、次の項の方法で補うか、2本使いに戻すほうが乾燥を減らしやすくなります。
1本のまま乾燥を減らす3つの方法
2本使いに戻す前に、オールインワンの手軽さを保ったまま試せる方法があります。
- 乾く部位にだけ乳液かクリームを重ねる: 顔全体を2本使いにするのではなく、頬・口元など乾く部位だけに油分の多い製品を薄く足します。「足す」はオールインワンに任せ、「抑える」を部分的に補う考え方です
- 塗るタイミングを洗顔直後にする: 洗顔後に時間が経つほど水分は蒸発します。タオルで軽く押さえた直後に塗ると、同じ製品でも保湿の持ちが変わります
- 洗顔の洗浄力を落とす: オールインワンで補いきれない乾燥は、洗顔で落としすぎている場合もあります。朝を水洗いに変える判断基準は「朝の洗顔は水だけでいい?」にまとめています
これで乾燥が収まるなら、2本使いに戻す必要はありません。
乾燥寄りのオールインワンに替えるという選択肢
ジェルタイプで物足りない場合、油分寄りの処方をうたうオールインワンに替える方法もあります。たとえば「エミューの雫」は、販売元がエミューオイルを配合したオールインワンゲルとして案内している製品です(広告主の表記に基づく紹介で、当サイトで効果を検証したものではありません。成分・価格は公式サイトでご確認ください)。
エミューの雫 オールインワンゲル(公式)を見る【PR】2本使いに戻す場合の考え方
戻すときは「オールインワンをやめて化粧水+乳液」ではなく、オールインワンを化粧水の位置に置き、乳液(またはクリーム)を足す形にすると、製品を買い直さずに移行できます。乳液が本当に必要かどうかの判定は「メンズに乳液はいらない?」を参照してください。
なお、乾燥に加えてかゆみ・赤み・湿疹が続く場合は、化粧品の組み合わせではなく皮膚の疾患が原因の可能性があります。その場合は化粧品の使用を中止し、皮膚科を受診してください。
よくある質問
Q. オールインワンはメーカーによって保湿力に差がありますか? 処方(ヒューメクタントと油分の配分)は製品ごとに異なるため、差はあります。全成分表示は配合量の多い順に記載されるルールなので、グリセリン等の保湿成分や油性成分が表示のどの位置にあるかが目安になります(出典: 厚生労働省「化粧品の全成分表示の表示方法等について」)。主要製品の成分は「バルクオム・ZIGEN・NULL比較」で公開情報ベースに並べています。
Q. オールインワンの「ジェル」と「クリーム」はどちらが乾燥肌向きですか? 一般的にクリームタイプのほうが油分が多く、蒸散を抑える力は強い傾向があります。ただしベタつきも増えるため、上の判定表で「◎」が多い人はクリーム寄り、少ない人はジェル寄りが目安です。
Q. オールインワンを2回重ね塗りすれば乾燥は解決しますか? 「足す」成分が増えるだけで「抑える」配分は変わらないため、部分的に乳液を足すほうが効率的です。規定量の2倍塗っても乾くなら、判定表の「◎」に該当します。
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