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ネットショップの販売手数料無料サービスを比較|月商別の総額で選ぶ

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ネットショップEC販売手数料makeshop開業

結論: 「販売手数料0円」でも決済手数料と月額はかかる。月商が小さいうちは月額無料型、月商がおおむね数十万円を超えてきたら月額固定・販売手数料0円型が有利になりやすい

ネットショップを開くとき、「販売手数料無料」という言葉に目が行きがちです。しかし、ネットショップの費用は月額(固定費)・決済手数料・販売手数料の3つの合計で決まります。販売手数料が0円でも、月額や決済手数料はかかります。逆に月額0円のサービスは、売上に連動する手数料(決済手数料やサービス利用料)で費用を回収する構造です。

そのため、どちらが安いかは月商によって入れ替わります。売上が小さい立ち上げ期は月額無料型のほうが総額は安く、月商が伸びると、売上に連動する手数料が少ない月額固定型のほうが安くなります。

この記事では、月額固定・販売手数料0円型の例としてmakeshopの公式料金を使い、月額無料型(売上連動の手数料がかかるタイプ)と月商別に総額を試算します。月額無料型の手数料率はサービスや決済方法で異なるため、試算では仮の率を置いています。実際に比べるときは、候補サービスの公式料金に置き換えて計算してください。

判断表: どちらのタイプが向いているか

状況向いているタイプ理由
開業前・テスト販売の段階月額無料型売上ゼロでも固定費がかからない
月商が数万〜十数万円月額無料型月額固定型の固定費のほうが重い
月商が数十万円を超え、伸びている月額固定・販売手数料0円型売上連動の手数料の差が月額を上回る
独自ドメイン・会員ランク・クーポンなど本格運営をしたい月額固定型機能・サポートが充実したプランが多い
モールの集客を使いたいECモール集客力の代わりに販売手数料などがかかる

費用の3要素を整理する

費用内容売上との関係
月額・初期費用サービスの利用料売上に関係なく固定
決済手数料クレジットカード・コンビニ払いなどの手数料売上に比例
販売手数料・サービス利用料売上に応じてサービスに払う手数料売上に比例

「販売手数料0円」は3つ目がゼロという意味で、決済手数料はかかります。比較では必ず3つを合算してください。

makeshopの料金(公式表記)

月額固定・販売手数料0円型の例として、GMOメイクショップ株式会社のmakeshopの料金を、記事作成時点の公式料金ページから整理します(税込)。

項目プレミアムプラン
月額13,750円
初期費用11,000円
販売手数料0円
カード決済手数料(makeshopペイメント)3.19%
決済の月額費用1,650円
商品登録数10,000
無料体験15日間(カード情報の入力不要)

カード決済手数料3.19%には、「決済金額が各カード区分でそれぞれ月50万円以上の場合」という注記があります。月の決済額がそれより少ない場合の手数料率は、申込前に公式に確認してください。また、アイテムポスト経由の外部サイト販売やYahoo!ショッピング連携には販売手数料がかかると注記されています。

長期契約割引で、月額は6ヶ月契約で5%、12ヶ月契約で10%、24ヶ月契約で15%下がります(一括前払い・返金不可)。詳しくは「makeshopの料金と手数料」にまとめています。

月商別の試算: 月額固定型 vs 月額無料型

試算の前提です。

  • 月額固定型: makeshopプレミアム(月額13,750円+決済月額1,650円+カード決済3.19%)。初期費用は除く
  • 月額無料型: 月額0円で、売上に対して決済手数料とサービス利用料の合計が**仮に6%**かかるとする
  • 売上はすべてカード決済とする
月商月額固定型(makeshop)月額無料型(仮に6%)差額
10万円18,590円6,000円無料型が12,590円安い
30万円24,970円18,000円無料型が6,970円安い
50万円31,350円30,000円無料型が1,350円安い
100万円47,300円60,000円固定型が12,700円安い
200万円79,200円120,000円固定型が40,800円安い

この前提では、月商がおよそ55万円前後で両者の費用が並び、それを超えると月額固定型のほうが安くなります。月額無料型の手数料率が5%なら分岐点はおよそ85万円、7%なら約40万円です。分岐点は、比べる相手の手数料率で大きく動きます。

計算式は次のとおりです。

  • 分岐点の月商 = 月額固定型の固定費 ÷(無料型の手数料率 − 固定型の決済手数料率)
  • 例: 15,400円 ÷(6% − 3.19%)≒ 548,000円

自分のショップで試算するときは、想定する客単価・注文数・決済方法の比率(カード・コンビニ払い・後払いなど)を入れて、候補サービスごとに計算してください。

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客単価と注文数から考える具体例

月商は「客単価×注文数」で決まります。自分のショップの数字に置き換えやすいよう、客単価5,000円の場合で、前述と同じ前提(月額無料型の手数料は仮に6%)で比べます。

注文数(月)月商月額固定型(makeshop)月額無料型(仮に6%)安いほう
20件10万円18,590円6,000円無料型
60件30万円24,970円18,000円無料型
100件50万円31,350円30,000円ほぼ同じ
200件100万円47,300円60,000円固定型
400件200万円79,200円120,000円固定型

客単価が低い雑貨やお菓子のショップでは、注文数が多くても月商が伸びにくく、分岐点に届くまで時間がかかります。客単価の高い家具・アパレル・ギフトなどは、少ない注文数でも分岐点を超えやすくなります。どの段階で切り替えるかは、半年〜1年先の月商の見込みで判断するのが現実的です。

makeshopの長期契約割引で年額はどう変わるか

makeshopプレミアムを長く使う見込みがある場合、長期契約割引で年間の月額費用が下がります。公式の月額(税込)から年額を計算すると次のとおりです。

契約期間月額1年あたりの月額費用1ヶ月契約との差(年)
1ヶ月契約13,750円165,000円—
6ヶ月契約(5%OFF)13,063円156,756円8,244円
12ヶ月契約(10%OFF)12,375円148,500円16,500円
24ヶ月契約(15%OFF)11,688円140,256円24,744円

※ 決済の月額費用(1,650円)と初期費用は含みません。長期契約は一括前払いで、支払後の返金はできないと案内されています。

24ヶ月契約なら年間約2.5万円下がる一方、途中でショップを閉じても返金されません。月商が分岐点を安定して超え、少なくとも契約期間中は運営を続ける見通しが立ってから選ぶのが安全です。

試算に入らない「費用」も確認する

総額の比較では、次の費用も見落とさないようにしてください。

費用確認するポイント
初期費用makeshopプレミアムは11,000円。複数店舗は2店舗目以降無料と案内
画像容量の追加makeshopプレミアムは100MB。オプションで最大10GB
デザイン・テンプレート有料テンプレートや制作費
オプション機能定期購入・会員の追加・スタッフアカウントの追加など
移行費用他サービスから乗り換える場合のデータ移行(makeshopは有料の引越しサービスあり)
送料・梱包資材サービスに関係なく発生

特に、月額無料型で始めてあとから月額固定型に移る場合、商品・会員データの移行やデザインの作り直しが必要になります。makeshopの公式FAQでも、他サービスからの移行は「一概にかんたんとはいえません」と説明されています。将来の移行を見込むなら、最初から移行しやすいデータ構成(商品コード・画像ファイル名の命名ルール)にしておくと手間が減ります。

立ち上げ期の現実的な進め方

月商がまだ見えない段階で、いきなり月額固定型の長期契約を結ぶ必要はありません。次の順番で進めると、無駄な固定費を抑えられます。

  1. 想定月商を3パターン(少ない・普通・多い)で置く
  2. 候補サービスの公式料金で、3パターンの月額総額を計算する
  3. 月額固定型を候補にするなら、無料体験期間で機能を確認する(makeshopは15日間、カード情報不要)
  4. 本契約は1か月契約から始める(makeshopは最短1か月から利用可能と案内)
  5. 月商が分岐点を安定して超えたら、長期契約割引を検討する

長期契約割引は一括前払いで返金不可のため、事業の継続が見えてから切り替えるのが安全です。契約の更新日や解約の申告期限は、契約台帳で管理しておくと見落としを防げます(「SaaSの解約忘れを防ぐ契約台帳」参照)。

集客: ネットショップは「開いただけ」では売れない

月額固定型でも月額無料型でも、ショップを開いただけではお客様は来ません。自社ECの集客は、検索・SNS・広告・既存顧客への案内の組み合わせになります。費用をかけずに始めやすいのがSNSです。

SNS集客を続けるうえで負担になるのが、毎日の投稿作業です。投稿をまとめて作って予約投稿する運用にすると、商品撮影や発送作業の合間に時間を確保しやすくなります。SNS管理ツールのSocialDogは、無料のFreeプランでSNSアカウント2個(Xは1個のみ)、各アカウント10件の予約投稿ができ、有料プランは7日間無料で試せると案内されています(記事作成時点)。Professionalプラン(年額払いで月4,980円、税抜)では予約投稿が無制限になり、CSVでの一括インポートやキーワードモニターが使えます。

運用の段階SNS運用の考え方
開業前商品づくりの過程や開業日の告知を予約投稿で用意する
開業直後新商品・再入荷・セールの案内を定期的に投稿し、ショップへのリンクを貼る
月商が伸びてきた段階反応の良い投稿の型を分析し、投稿数を増やす

makeshopの公式料金ページでも、SNS連携が販売チャネルの機能として掲載されています(一部オプション機能あり)。

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申込前に確認する7項目

  1. 想定月商での月額+決済手数料+販売手数料の合計
  2. カード決済手数料の率と、その率が適用される条件
  3. コンビニ払い・後払いなど、カード以外の決済の手数料
  4. 初期費用と、長期契約割引の支払条件(一括・返金可否)
  5. 商品登録数・画像容量・スタッフアカウント数の上限
  6. 無料体験の期間と、体験中に確認できる機能
  7. 将来の乗り換え時に、商品・会員データを書き出せるか

よくある質問

Q. 販売手数料無料なら、手数料は一切かかりませんか?

A. かかります。販売手数料が0円でも、クレジットカードなどの決済手数料はかかります。makeshopプレミアムの場合、カード決済手数料3.19%と決済の月額費用1,650円が案内されています。

Q. 月商いくらから月額固定型が得になりますか?

A. 比べる月額無料型の手数料率で変わります。makeshopプレミアムと、手数料が仮に6%の月額無料型を比べると、月商およそ55万円前後が分岐点です。計算式は「固定費 ÷(無料型の手数料率 − 固定型の決済手数料率)」です。

Q. makeshopはクレジットカードなしで試せますか?

A. 公式FAQでは、お試し期間中はクレジットカード情報など本契約に必要な入力は不要と案内されています。無料体験は15日間です。

Q. 途中で月額無料型から乗り換えるのは大変ですか?

A. 商品・会員データの移行やデザインの作り直しが必要になります。makeshopの公式FAQでも「一概にかんたんとはいえません」とされ、有料の引越しサービスが案内されています。

Q. SNSだけで集客できますか?

A. 立ち上げ期の集客手段として費用をかけずに始めやすいのがSNSですが、検索や既存顧客への案内なども組み合わせるのが一般的です。予約投稿ツールを使うと、投稿の継続がしやすくなります。

まとめ

  • ネットショップの費用は「月額・決済手数料・販売手数料」の合計で比べる
  • 「販売手数料0円」でも決済手数料と月額はかかる
  • 月商が小さいうちは月額無料型、月商が分岐点を超えたら月額固定・販売手数料0円型が有利になりやすい
  • makeshopプレミアムは月額13,750円・決済月額1,650円・カード決済3.19%・販売手数料0円。15日間無料で試せる
  • ショップを開いたら、SNSの予約投稿などで集客を継続する仕組みを作る

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