安全基準
抱っこ紐のSGマークとは?メーカー基準との月齢・体重の違いを確認
30秒で判断
- SGマークは製品安全協会の制度。抱っこひもは品目番号0027で、乳幼児の身体が容易に落下しない構造や各部の強度を規定する基準とされている
- エルゴベビーの公式ページでは、メーカー基準とSGマーク制度適用時の月齢・体重が別々に書かれ、数字が違う(例:OMNI のおんぶは6〜48カ月に対しSG制度適用時は6〜36カ月)
- SGマークの記載がない製品があっても、それだけで安全・危険は判断できない。表示の有無と適用範囲は製品の表示・取扱説明書・メーカーで確認する
抱っこ紐の商品ページで見かける「SGマーク」は、何を定めた制度なのでしょうか。ここでは製品安全協会の説明と、メーカー公式ページに書かれたSGマーク制度の適用範囲を整理します。公式ページを横並びにして確認先を示す記事で、製品の安全性を評価するものではありません。
抱っこ紐のSGマークとは何?
SGマークは、一般財団法人製品安全協会が運営する制度です。同協会のページ(確認日2026-10-21)によると、SGマーク制度は安全基準・製品認証・事故賠償を一体化した制度です。SG基準に基づいて認証された製品にSGマークの表示が認められ、SGマーク付き製品の欠陥による人身事故には賠償措置があります。賠償の金額や条件は、同協会の賠償制度のページで確認する必要があり、このサイトでは確認していません。
抱っこひもは、同協会の乳幼児用品のなかの品目番号0027に当たります。品目のページには、基準の概要として「乳幼児の身体が容易に落下しない構造や各部の強度を規定しています」と書かれています。具体的な基準値や試験方法は公開されておらず、詳細は問い合わせによる申請で取得する形式だと案内されています。そのためこのサイトでは、基準の中身には踏み込まず、各社の公式ページに書かれた範囲だけを扱います。
SGマークがあれば安全といえる?
製品安全協会のページには、SG基準への適合は製造物責任法などほかの法令上の責任を免除するものではない、と明記されています。消費者庁の子ども安全メール(2022年4月8日配信)は、SGマークを製品安全協会の安全基準に適合していると認証された製品に表示できるマークと説明したうえで、子どもの発達と対象年齢に合った製品を選ぶことも案内しています。したがって、「SGマークがある=どんな使い方でも落下しない」「SGマークがない=危険」という判断は、公的な資料からは導けません。
メーカー基準とSGマーク制度適用時で、月齢・体重はどう違う?
エルゴベビーの公式ページには、メーカーが対象とする月齢・体重に加えて、「SGマーク制度適用時」の月齢・体重が別に書かれています。2026年10月21日に確認した内容は次のとおりです。
| 製品・抱き方 | メーカー基準の対象 | SGマーク制度適用時 |
|---|---|---|
| OMNI Classic・対面抱き | 0〜48カ月(20.4kgまで) | 1〜24カ月(13.6kgまで) |
| OMNI Classic・前向き抱き | 5〜24カ月(13.6kgまで) | 5〜24カ月(13.6kgまで) |
| OMNI Classic・腰抱き/おんぶ | 6〜48カ月(20.4kgまで) | 6〜36カ月(15kgまで) |
| OMNI Deluxe・対面抱き | 0〜48カ月(20.4kgまで) | 1〜24カ月(13.6kgまで) |
| OMNI Deluxe・腰抱き/おんぶ | 6〜48カ月(20.4kgまで) | 6〜36カ月(15kgまで) |
| ADAPT SoftFlex・対面抱き | 0〜48カ月(20.4kgまで) | 1〜24カ月(13kgまで) |
| ADAPT SoftFlex・腰抱き/おんぶ | 6〜48カ月(20.4kgまで) | 6〜36カ月(15kgまで) |
この表は、各社公式ページの記載を集計したものです。ADAPT SoftFlex のページでは対面抱きのSG上限体重が「13kg」、OMNI の2製品では「13.6kg」と書かれていて、数字が違います。どちらが正しいかはこのサイトでは確認できていないため、購入や使用の前にメーカーの取扱説明書で確認してください。
3製品のページに共通して、SGマーク制度の対象外となる範囲が書かれています。生後0〜1カ月、36カ月以上、対面抱きで24カ月以上が対象外です。メーカーが対象とする月齢のうち、SG制度の適用範囲を超える部分があるということが、公式ページ上で確認できます。
ヒップシートのSGマークの扱いは?
ヒップシートでは、公式ページごとの扱いが分かれていました。2026年10月21日の確認結果です。
| 製品 | SGマークに関する公式ページの記載 |
|---|---|
| エルゴベビー Alta | SGマーク認証製品。ただし、対面抱きは24カ月以上、おんぶは36カ月以上、ヒップシート単体での使用は、SGマーク制度の適用対象外と案内 |
| コニー 安心ヒップシート | SGの記載なし。ASTM認証、米国の幼児製品認証、韓国KC認証の記載あり |
| ポルバン ADVANCE | ページにSGマークの記載なし |
「記載なし」は、そのページに記載が見つからなかったという意味です。SGマークがないと確定したわけではなく、認証の有無は製品の表示や取扱説明書、メーカーで確認する必要があります。コニーのページに載るASTMなどの認証の中身は、このサイトでは確認していません。
Alta の記載は、同じ製品でも使い方によってSGマーク制度の適用外になる場合があることを示しています。ヒップシート単体で使う場合に適用外と書かれている点は、検討の際に押さえておきたい事実です。ヒップシートがSGの対象品目に含まれるかどうか、制度上の扱いは、ヒップシートの安全基準の調べ方をまとめた記事で製品安全協会の品目一覧とあわせて整理しています。
SGマークの表示は、どこで確認すればよい?
- メーカーの公式商品ページで、SGマークの記載と「制度適用時」の月齢・体重を確認する
- 取扱説明書や本体の表示で、SGマークの有無と、適用される抱き方・月齢・体重を確認する
- 記載が見つからない場合は、メーカーのお客様窓口に問い合わせる
- 制度そのものについては、製品安全協会のSGマーク制度のページと、抱っこひも(品目番号0027)のページで確認する
- 中古で受け取った場合は、表示の有無に加えて、リコールや修理・改造の有無も確認する
手順の5は、中古のヒップシートの確認点をまとめた記事で、消費者庁の案内とともに整理しています。
確認できなかったこと
SG基準(S0027)の公開PDFは、このサイトの確認時点で本文を読み取れませんでした。そのため、型式分類ごとの適用月齢の規定や、基準の細かな要件は確認できていません。ヒップシートがSG基準のどの分類に当たるかも同様です。これらは製品安全協会に問い合わせて確認するものです。
SGマーク制度の適用範囲を確認できる製品の例
下の商品は、公式ページにSGマーク制度の適用範囲が書かれている例です。おすすめや安全性の評価ではありません。
まとめ
SGマークは製品安全協会の制度で、抱っこひもは品目番号0027として、落下しにくい構造や各部の強度を規定した基準が設けられています。エルゴベビーの公式ページでは、メーカー基準とSGマーク制度適用時の月齢・体重が別に書かれ、数字が違います。マークの有無だけで安全・危険は判断できないため、適用範囲を公式の表示で確認してください。
よくある質問
抱っこ紐のSGマークとは何ですか?
製品安全協会のSGマーク制度は、安全基準・製品認証・事故賠償を一体化した制度です。抱っこひもは品目番号0027で、同協会のページには乳幼児の身体が容易に落下しない構造や各部の強度を規定していると書かれています。
SGマークがない抱っこ紐は危険ですか?
このページでは判断できません。SGマークは製品安全協会の安全基準に適合した製品に表示できるマークで、消費者庁は子どもの発達と対象年齢に合った製品を選ぶことも案内しています。表示の有無はメーカーの商品ページや取扱説明書で確認してください。
メーカーの対象月齢とSGマークの月齢が違うのはなぜですか?
理由はこのページでは確認できていません。エルゴベビーの公式ページには両方が別々に記載されており、例えば OMNI Classic のおんぶはメーカー基準が6〜48カ月、SGマーク制度適用時が6〜36カ月です。詳細はメーカーの窓口で確認してください。
出典・確認先
- 製品安全協会 SGマーク制度とは(確認日2026-10-21)
- 製品安全協会 抱っこひも(品目番号0027)(確認日2026-10-21)
- エルゴベビー OMNI Classic 商品ページ(確認日2026-10-21)
- エルゴベビー OMNI Deluxe 商品ページ(確認日2026-10-21)
- エルゴベビー ADAPT SoftFlex 商品ページ(確認日2026-10-21)
- エルゴベビー Alta 商品ページ(確認日2026-10-21)
- コニー 安心ヒップシート 商品ページ(確認日2026-10-21)
- ポルバン ADVANCE 商品ページ(確認日2026-10-21)
- 消費者庁 子ども安全メール 抱っこひも(2022年4月8日配信、確認日2026-10-21)
記載内容は最終更新日時点で各出典を確認したものです。最新の情報は各メーカー・機関の公式ページでご確認ください。