要点
- 電気チョイスは、検針票のお客様番号・供給地点番号・アンペア数・プラン名を入力して、新電力の削減プランを無料で提案してもらう取次型。公式サイトに「オール電化対応のお客様は申込、お切替ができません」と明記されている
- エネピ(株式会社じげん運営)は、郵便番号・使用月・世帯人数・月の電気代を入れるだけの登録不要の簡易シミュレーションがあり、削減額の目安を先に確認できる。比較・相談にはエネピへの登録が必要
- 迷ったら「先にエネピで目安を見る→検針票の番号がそろっていれば電気チョイスでも提案を受けて並べる」のが比較として確実。どちらも利用料は無料と案内されている
- オール電化・時間帯別プランの家庭、2年以内に引っ越す家庭は、切り替えで得にならない場合がある。条件を先に確認する
電気代を下げようと「電気 比較」と調べると、料金比較・切り替えのサービスがいくつも出てきます。その中で名前を見かけることが多いのが「電気チョイス」と「エネピ」です。どちらも無料で電力会社を提案してくれるサービスですが、入力する情報、提案の受け方、対象外になる条件がかなり違います。
この記事では、生活費ラボ編集部が2026年9月時点の両サービスの公式サイトを確認し、違いを表にまとめたうえで、世帯や状況別に「どっちが向くか」を判定します。利用者の体験談ではなく、公開されている情報と電気料金の仕組みから整理した内容です。乗り換えそのものの考え方(料金の内訳、比較の4条件)は「電気・ガスの乗り換えで固定費を下げる|比較の4条件」で先に整理しています。
結論:2つのサービスの違いを1枚の表で
| 比較項目 | 電気チョイス | エネピ(電気) |
|---|---|---|
| 運営 | 株式会社新生活ポータル(会社概要の表記) | 株式会社じげん(広告主は「東証プライム上場」と表記) |
| サービスの型 | フォーム入力→新電力事業者からの削減プランを無料で提案 | Webで使用状況を入力→使用状況に合った料金プランを提案 |
| 事前の目安確認 | サイト上に自動シミュレーションの記載はない | 登録不要の簡易シミュレーションあり(郵便番号・使用月・世帯人数・月の電気代) |
| 主な入力項目 | 氏名・電話・住所・メール・個人/法人・引っ越しの有無・お客様番号・供給地点番号・アンペア数・プラン名 | 物件種別・所有種別(オーナー/賃貸)・現住所か引っ越し先か・住所・氏名・電話・メール |
| 対象外・注意の記載 | オール電化は申込・切替不可。時間帯別電灯プランは安くできない場合あり | 契約可能なプランは使用状況により異なる |
| 費用 | 「切り替えに関わる事務費用などは不要」 | 「お見積もり依頼から電力会社の切り替えまで費用は一切かかりません」 |
| 旧契約の解約 | 今までの電力会社への解約手続きは不要と案内 | エネピにて切り替え手続きを行うと案内 |
| 特典 | WEB限定キャッシュバック(新電力のみ3,000円、光回線セットで最大30,000円。24か月利用等の条件あり) | 電気会社の切り替え特典あり(内容は公式の特典ページで確認) |
| 電話窓口 | 受付9:00〜20:00(Webは24時間) | 営業時間10:00〜21:00(年末年始除く) |
出典: 電気チョイス公式サイト(トップ・会社概要・キャンペーン・よくある質問)、エネピ「電気料金の見直し・比較」。いずれも2026年9月時点の記載です。
電気チョイスの特徴と注意点
検針票の番号を入れて「提案を受ける」サービス
電気チョイスのフォームには、氏名や住所に加えて、お客様番号、供給地点番号(検針票や明細に記載されている22桁の識別番号)、アンペア数、プラン名の入力欄があります。「ご利用の流れ」では、電気の明細を用意してフォームから問い合わせると、希望に合った新電力事業者から電気料金削減プランを無料で提案すると説明されています。つまり、今の契約内容を正確に伝えたうえで提案を受ける形です。手元に検針票がない状態では使いにくい一方、番号がそろっていれば切り替えの申し込みまで話が早く進みます。
オール電化・時間帯別プランは対象外または不利になりうる
公式サイトの料金比較欄には、「オール電化対応のお客様は申込、お切替ができません」「時間帯別電灯プラン(深夜プラン、朝得プランなど)は料金がお安くできない場合がございます」と注意書きがあります。オール電化住宅や、夜間の単価が安いプランを使っている家庭は、電気チョイスでは対象にならないか、切り替えで得にならない可能性があります。
キャッシュバックの条件は「光回線とのセット」が前提
キャンペーンページでは「30000円/新電力+指定サービス」「3000円/新電力のみ(Looopでんきを除く)」とされ、指定サービスは光コラボレーションサービスまたはフレッツ光です。さらに、利用開始月を1か月目として24か月の利用、申込月を含む6か月後の1か月間での申請などが条件です。キャンペーンの実施主体は株式会社Wizと記載されています。電気だけの切り替えなら3,000円を前提に考え、キャッシュバックより単価差で判断するのが基本です。
旧契約の解約は不要
公式サイトでは、今までの電力会社への解約手続きは必要ないと案内されています。電力の切り替えは、新しい会社への申し込みで旧契約が切り替わる仕組みが一般的で、工事も原則不要です(スマートメーターが未設置の場合は送配電事業者が設置)。
エネピの特徴と注意点
登録不要の「10秒シミュレーション」で目安を先に見られる
エネピの電気のページには、郵便番号・使用月・世帯人数・月の電気代(ざっくりでよい)を入れると、節約できる金額の目安が表示される簡易シミュレーションがあります。公式サイトでは「登録は不要」とされています。電話やメールのやり取りをする前に、切り替えで下がりそうかどうかの見当をつけられるのが電気チョイスとの大きな違いです。ただし「契約可能なプランは使用状況により異なります」と注記されており、目安はあくまで目安です。
比較・相談には登録が必要
具体的なプランの提案を受けるには、物件種別(戸建て/マンション・アパート/店舗・事務所)、所有種別(物件オーナー/賃貸)、現住所か引っ越し先か、住所、氏名・電話番号・メールアドレスを入力して登録します。公式サイトの流れでは、使用状況の入力後にエネピから使用状況に適した料金プランを提案し、切り替え手続きもエネピで行うとされています。引っ越し先を選べるため、転居のタイミングで新居の電気を選ぶ使い方もできます。
削減実績の数字は「事例」として読む
エネピの公式サイトには、2024年7月現在の世帯人数別の削減事例として年間9,064円〜21,202円という数字が掲載されています(広告主の表記)。こうした数字は過去の事例で、使用量・地域・元の契約によって結果は変わります。自分の家庭での効果は、自分の検針票の数字で確認してください。
まず削減額の目安だけ知りたいなら
エネピは、郵便番号・使用月・世帯人数・月の電気代を入れるだけで、節約できる金額の目安を確認できると案内しています。具体的な提案は登録後。切り替えまでの費用はかからないとされています。
エネピで電気料金の目安をシミュレーションする【PR】検針票(お客様番号・供給地点番号)が手元にあり、提案を受けて進めたい場合は電気チョイスも候補です。オール電化の家庭は対象外と明記されています。
電気チョイスで電気料金プランの提案を受ける【PR】状況別:どっちが向いているか
| あなたの状況 | 向いているのは | 理由 |
|---|---|---|
| 下がるかどうか、まず目安だけ知りたい | エネピ | 登録不要の簡易シミュレーションがある |
| 検針票が手元にあり、提案を受けてそのまま切り替えたい | 電気チョイス | 番号・アンペア・プラン名を入力して提案を受ける形 |
| オール電化住宅 | 電気チョイスは対象外 | 公式に申込・切替不可と明記。オール電化向けプランの扱いは各社で確認 |
| 深夜・時間帯別プランを使っている | どちらも慎重に | 今のプランの夜間単価が有利な場合、一般的な従量電灯プランへの切り替えで上がることがある |
| 引っ越し先の電気を選びたい | エネピ(電気チョイスも「引っ越しの方」を選択可) | エネピは「引っ越し先」を選んで比較できる |
| 光回線もあわせて乗り換える予定 | 電気チョイスを確認 | 光回線セットで最大30,000円の条件がある。回線側の違約金と合わせて総額で判断 |
| 提示された金額が妥当か確かめたい | 両方 | 同じ使用量・アンペアで両方に依頼し、提案を並べると判断しやすい |
比較サービスは、それぞれ提携している電力会社の中から提案する仕組みです。1つのサービスの結果が、すべての電力会社の中での最安とは限りません。2つのサービスを同じ条件で使い、提案を並べることで、数字の妥当性を確認できます。
比較サービスを使う場合と、自分で調べる場合の違い
電力会社の料金表は各社の公式サイトで公開されているため、自分で調べて比べることもできます。比較サービスを使うかどうかは、次の違いで判断します。
| 方法 | 良い点 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 各社の公式サイトで自分で比べる | 連絡が来ない。提携の有無に左右されず候補を選べる | 料金表・燃料費調整・契約条件を1社ずつ読む手間がかかる |
| 比較サービス(エネピ・電気チョイス)を使う | 使用状況に合わせた提案をまとめて受けられる。切り替え手続きの案内もある | 提携先の中からの提案になる。連絡への対応が必要 |
| 両方を組み合わせる | 提案の妥当性を自分の調べた数字で確認できる | 時間はかかるが、判断の確実性は最も高い |
時間をかけられない場合は比較サービスで候補を出してもらい、最後に提案先の公式サイトで料金表と契約条件(特に解約金と燃料費調整の方式)を自分の目で確認する、という分担が現実的です。
申し込む前に検針票で確認する5つの数字
| 契約プラン名 | 従量電灯B、時間帯別など | 時間帯別・オール電化向けなら比較の前提が変わる |
| 契約アンペア(容量) | 30A、40Aなど | 基本料金に直結。見直しの余地もある |
| 月間使用量(kWh) | 夏・冬の両方 | 1か月分だけで比べると季節で結論が逆転する |
| お客様番号 | 今の電力会社の契約番号 | 切り替えの申し込みで必要 |
| 供給地点特定番号 | 22桁の番号 | 電気の供給場所を示す。引っ越し先は管理会社や送配電事業者で確認 |
使用量の目安は季節で大きく変わるため、直近12か月、少なくとも夏と冬の検針票をそろえてから比較すると、年間でどれだけ変わるかが見えます。単価差がどの程度の金額になるかは、「従量単価の差×年間使用量+基本料金の差×12か月」で計算できます。
切り替え前に確認したい注意点
- 燃料費調整額の方式: 燃料費調整の上限の有無や、市場価格に連動するかどうかで、高騰時の請求額が変わります。提案を受けたら方式を必ず確認します
- 契約期間と解約金: 新電力の中には、一定期間内の解約で解約金がかかる会社があります。2年以内に引っ越す予定がある場合は特に重要です
- マンションの一括受電: 建物全体で電力を一括契約している場合、各戸で電力会社を選べません。管理会社に確認します
- セット割・ポイントの扱い: 今の契約でガスやスマホとのセット割を受けている場合、電気だけ切り替えると割引がなくなり、総額で上がることがあります
- キャンペーンの受け取り条件: 継続利用期間や申請期限を満たさないと受け取れません。申請時期を記録しておきます
解約金の高い新電力を選んでしまうと、節約分が相殺されることがあります。解約金の考え方は「アルカナでんきの評判・解約金」でも具体例として整理しています。
提案を並べるときの比較テンプレート
2つのサービスから提案を受けたら、次の表の形に書き写して比べます。「月◯円安くなる」という結論だけでなく、その根拠になる単価と条件をそろえて並べることで、どちらが有利か、どこに差があるかが分かります。
| 比べる項目 | 今の契約 | 提案A | 提案B |
|---|---|---|---|
| 電力会社・プラン名 | 検針票から | 提案書から | 提案書から |
| 基本料金(契約アンペア) | 円/月 | 円/月 | 円/月 |
| 従量単価(段階ごと) | 円/kWh | 円/kWh | 円/kWh |
| 燃料費調整の方式 | 上限あり・なし | 固定型・市場連動型 | 固定型・市場連動型 |
| 契約期間・解約金 | — | 年・円 | 年・円 |
| 夏の月の試算額 | 実績 | 円 | 円 |
| 冬の月の試算額 | 実績 | 円 | 円 |
| 特典・キャッシュバック | — | 条件つきで円 | 条件つきで円 |
特典は一度きり、単価差は毎月続きます。判断は「単価差で年間いくら下がるか」を中心にし、特典は同じくらいの差だったときの決め手にとどめると、あとで後悔しにくくなります。
単価差が年間いくらになるかの計算例
提案の金額が妥当かを自分で確かめるための計算方法です。数値は計算方法を示すための仮定です。
| 従量単価が1kWhあたり1円下がる | 月300kWhなら月300円 | 年3,600円。使用量が多い家庭ほど差が大きい |
| 基本料金が月200円下がる | 月200円 | 年2,400円。使用量に関係なく効く |
| 両方の場合 | 月500円 | 年6,000円。2年で12,000円 |
提案で示された年間削減額が、この計算から大きく外れているときは、初年度だけの割引やポイント還元を含んでいないか、燃料費調整の前提が違わないかを確認します。基本料金0円のプランは使用量が少ない一人暮らしで有利になりやすく、使用量が多い家庭では従量単価の差のほうが効きます。
両方使うときの進め方
- 直近の検針票(夏・冬)を用意し、プラン名・アンペア・使用量・お客様番号・供給地点特定番号を確認する
- エネピの簡易シミュレーションで、削減額の目安を確認する(登録不要)
- 目安で下がりそうなら、エネピに登録して具体的なプランの提案を受ける
- オール電化でなければ、電気チョイスにも同じ条件で依頼し、提案を受ける
- 2つの提案を「基本料金・従量単価・燃料費調整の方式・契約期間・解約金」で並べて比べる
- 納得できる提案に申し込む。使わない方には、その旨を伝えて連絡を終える
- 切り替え後、最初の請求で単価が提案どおりか確認する
よくある質問
電気チョイスとエネピはどちらも無料ですか
電気チョイスは「切り替えに関わる事務費用などは不要」、エネピは「お見積もり依頼から電力会社の切り替えまで費用は一切かかりません」と公式サイトで案内しています(2026年9月時点)。比較サービスは紹介先の事業者から手数料を受け取る仕組みが一般的です。
電話はかかってきますか
両サービスとも、申し込みフォームに電話番号の入力欄があります。提案内容の説明で連絡が来る可能性があるため、出られる時間帯や、メールで受け取りたい旨を申し込み時に伝えると行き違いが減ります。
賃貸でも電気の切り替えはできますか
各戸で電力会社と契約している賃貸住宅なら、入居者が自分で切り替えられます。建物全体で一括受電している場合は選べません。エネピの入力項目には「賃貸」の選択肢があり、賃貸でも比較を依頼できます。
オール電化でも使えますか
電気チョイスは公式サイトでオール電化は申込・切替不可と明記しています。エネピは入力の選択肢に「オール電化」があるページもありますが、提案できるプランは使用状況により異なるとされています。オール電化は夜間単価の扱いが重要なため、提案を受けたら時間帯別の単価まで確認してください。
切り替えで停電が増えることはありますか
送配電は地域の送配電事業者がこれまでどおり担うため、停電のしやすさや電気の品質は変わりません。電気チョイスのよくある質問でも同様に説明されています(出典: 資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化」)。
まとめと関連記事
電気チョイスは、検針票の番号を入れて提案を受ける取次型で、オール電化は対象外。エネピは、登録不要の簡易シミュレーションで目安を先に見てから提案を受けられる比較型です。どちらか一方に決めるより、エネピで目安を確認し、条件が合えば電気チョイスにも依頼して提案を並べるのが、数字の妥当性を確かめるうえで確実な方法です。
- 電気・ガスの乗り換えで固定費を下げる|比較の4条件
- 電気代のクレカ払いはどれだけ得?ポイント二重取り術
- 電気代をふるさと納税で下げる|新電力×楽天の合わせ技
- ガスチョイスの評判・デメリット|電話の流れとキャッシュバック条件
本記事は2026年9月時点の各公式サイトの記載に基づく編集部の整理です。キャンペーン・特典は予告なく変更される場合があります。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。
エネピで電気料金プランを比較する【PR】