修理・保証
除湿機 修理か買い替えか|シャープ公表の修理概算料金で判断する
30秒で判断
- シャープ公表の修理概算料金は通常修理が10,000〜23,000円、コンプレッサーなどの高額修理が47,000〜61,000円(保証期間終了後・税込)
- 修理せずに見積りだけで終わっても、出張診断料(20km以内5,500円)がかかる場合がある
- 判断は「修理見積り」と「今買える同等機の価格」を同じ日に並べて比べる。焦げ臭い・異常発熱は使用を止めて販売店かメーカーへ
除湿機が動かない、水がたまらない、ランプが点滅する。そんなとき、修理に出すか買い替えるかで迷う人向けに、メーカー公式の公表データだけを並べて整理します。ここで使う料金表はシャープ(出張修理)のもので、他社の金額ではありません。
まず安全面の確認(焦げ臭い・異常発熱)
修理か買い替えかを考える前に、次の症状があるときは使用を止めてください。三菱電機の除湿機のご使用上の注意では、本体・電源コード・プラグが異常に熱い、運転中に異常な音や振動がする、コゲ臭い、ブレーカーが頻繁に落ちるなどの場合は、スイッチを切り、電源プラグを抜いて販売店に点検・修理を相談するよう案内されています。シャープの取扱説明書にも、異常時(こげくさいニオイなど)はただちに運転を停止して差込プラグを抜き、販売店または「お客様ご相談窓口」に相談するよう書かれています。また、分解・修理は修理技術者以外は絶対にしないよう明記されています。
この記事は安全判断をするものではありません。異常を感じたら、公的機関やメーカーの案内に従ってください。
シャープが公表している出張修理概算料金
シャープの「除湿機 出張修理概算料金」のページには、メーカー保証期間(購入後1年以内)が終了した製品をシャープに直接依頼する場合の目安が、症状別に載っています(税込。技術料・部品代・出張料を含むおおよその目安)。
| 症状 | 通常修理(電気回路部品などの交換) | 高額修理(コンプレッサー・熱交換器などの交換) |
|---|---|---|
| エラー表示(C8・C1・C2など) | 15,000〜23,000円 | 47,000〜61,000円 |
| 除湿不良(除湿しない・弱い・水がたまらない) | 12,000〜21,000円 | 47,000〜61,000円 |
| ランプ点滅 | 10,000〜17,000円 | 47,000〜61,000円 |
| 水漏れ(タンクのひび割れ・本体下から) | 10,000〜21,000円(タンク・仕切り板などの交換) | 47,000〜61,000円 |
| 電源が入らない・数分で切れる | 12,000〜21,000円 | 47,000〜61,000円 |
| ルーバーの動作不良・異音 | 12,000〜21,000円 | 記載なし |
注意点がいくつかあります。同ページには、故障箇所が複数の場合や高額部品の交換が必要な場合は目安を超えることがあると書かれています。また、見積診断後に修理しない場合も出張診断料が必要で、出張距離20km以内は5,500円(税込)、20kmを超えると10kmごとに550円を加算(上限8,250円)、離島は対象外です。販売店の延長保証に加入している場合は、販売店に相談するよう案内されています。
保証期間と部品の保有期間
シャープの取扱説明書(衣類乾燥除湿機 CV-J71)には、保証期間はお買いあげの日から1年間、ただし放熱器(凝縮器)・圧縮機・毛細管・冷却器・配管のみ3年間と記載されています。保証期間中でも有料になることがあるため、保証書をよく読むようにとも書かれています。補修用性能部品は、製品の製造打切後8年保有とあります。
なお、パナソニックのページでは衣類乾燥除湿機が8年と載っていますが、除湿機(単体)の項目は同ページに見当たらず、確認できていません。メーカーや機種ごとに違うため、お手持ちの機種の取扱説明書か窓口で確認してください。起算点は購入時ではなく「製造を打ち切ったとき」です。
| 項目 | 確認できた内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 保証期間(シャープ除湿機) | 購入から1年。放熱器・圧縮機・毛細管・冷却器・配管のみ3年 | CV-J71 取扱説明書 |
| 補修用性能部品の保有期間(シャープ除湿機) | 製造打切後8年 | CV-J71 取扱説明書 |
| 補修用性能部品の保有期間(パナソニック) | 衣類乾燥除湿機 8年。除湿機(単体)は同ページに記載なし | パナソニック公式 |
修理か買い替えかを決める手順
- 型番と購入時期、保証書の有無を確認する。保証期間内なら、有料になる条件を保証書で読む。
- 取扱説明書の「故障かなと思ったら」の項目を確認する(シャープの説明書では、排水タンクが正しく入っていない・満水、オートオフ、チャイルドロックなどが先に挙げられています)。
- メーカーの修理料金の目安を確認する。見積りのみで終わる場合の診断料も同時に確認する。
- 今買える同等機の価格を確認し、修理見積りと同じ日に並べて比べる。価格は日々変わります。
- 型番が古い場合は、部品の保有期間(製造打切後の年数)を確認する。
「修理費が新品価格のこのくらいを超えたら買い替え」といった公的な基準は、今回確認した資料にはありません。上の手順で出た数字を、ご自身の使い方(使用頻度、設置場所)に合わせて比べてください。
買い替えを選ぶ場合の候補
買い替えの場合は、部屋の広さに合う除湿能力の表示を確認します。選び方は除湿機の畳数と除湿量の選び方で整理しています。下は検索の入口にした例で、保証や仕様は各商品ページで確認してください。
関連して確認したいこと
臭いが気になって買い替えを考えている場合は、先に手入れで改善する項目がないかを除湿機の臭いの記事で確認できます。加湿器の場合は加湿器の修理か買い替えかを参照してください。
ケース別の考え方
| ケース | 確認すること | 考え方 |
|---|---|---|
| 購入から1年以内 | 保証書の有無、有料になる条件 | 保証書の規定に従って修理される(シャープの説明書)。まず販売店かメーカーへ連絡する |
| 1年を過ぎ、3年以内で冷却まわりの不調 | 放熱器・圧縮機・毛細管・冷却器・配管に当たるか | これらの部品のみ3年保証とされている(シャープ)。症状がどの部品か自分で判断せず、窓口に症状を伝えて確認する |
| 保証期間外で症状が軽そう(ランプ点滅・ルーバー異音など) | 料金表の「通常修理」の幅 | 目安は10,000〜23,000円。ただし複数箇所の故障は目安を超えることがある |
| 保証期間外で除湿しない・水がたまらない | 通常修理と高額修理のどちらになりうるか | 表では通常修理12,000〜21,000円、コンプレッサーや熱交換器の交換は47,000〜61,000円。どちらかは診断で決まる |
| 製造打切から長い年数が経っている | 部品の保有期間(シャープは製造打切後8年) | 期間を過ぎると部品がない可能性がある。型番を伝えて可否を確認する |
見積りの前に済ませたい確認
修理を申し込む前に、取扱説明書の「こんなときは」にある項目を一度確認します。シャープのCV-J71の説明書では、運転しない・できない場合に、チャイルドロックの設定、差込プラグの抜け、停電、排水タンクが正しく入っているか、満水になっていないか、オートオフ機能が働いていないか、といった確認項目が並んでいます。これらで解消する場合、出張診断料を払うほどの故障ではなかったことになります。一方、他のランプが点滅する場合は故障とされ、販売店かお客様ご相談窓口への相談が案内されています。
水が入った状態の排水タンクごと本体を倒したときは、プラグを抜いて販売店かお客様ご相談窓口に相談するよう、同説明書に書かれています。
数字を並べるときのメモの取り方
- 修理見積りの内訳(技術料・部品代・出張料)と、見積りのみで終わる場合の診断料を分けて控える。
- 買い替え候補は、除湿能力と除湿可能面積(木造/コンクリート)、保証期間を控える。
- 両方を同じ日の価格で比べる。価格は変動するため、日付も書いておく。
- 買い替えの場合の古い機種の処分方法は、自治体や販売店のルールで確認する(本稿では確認していない)。
よくある質問
除湿機の保証期間は何年ですか?
シャープの除湿機の取扱説明書(CV-J71)では、お買いあげの日から1年間で、放熱器・圧縮機・毛細管・冷却器・配管のみ3年間と記載されています。メーカーや機種で異なるため、お手持ちの保証書で確認してください。
修理を断っても料金はかかりますか?
シャープの修理概算料金のページでは、見積診断後に修理しない場合も出張診断料の負担が必要と記載されています(20km以内5,500円)。他社は各社の案内で確認してください。
この料金表は他社の除湿機にも当てはまりますか?
当てはまりません。シャープに直接依頼する修理の目安です。他社は各社の修理料金ページか窓口で確認が必要です。
古い除湿機はいつまで部品がありますか?
シャープの取扱説明書(CV-J71)には、除湿機の補修用性能部品を製品の製造打切後8年保有と記載されています。起算点は製造打切時で、購入時ではありません。
出典・確認先
- シャープ 除湿機 出張修理概算料金(確認日2026-10-14)
- シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-J71 取扱説明書(確認日2026-10-14)
- パナソニック 補修用性能部品の保有期間(確認日2026-10-14)
記載内容は最終更新日時点で各出典を確認したものです。最新の情報は各メーカー・機関の公式ページでご確認ください。