商品ガイド

あかまる防災の中身を一人暮らし目線で整理
44点で足りるもの・足りないもの、置き場所と買い足す順番

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結論(3行)

  • あかまる防災は、販売元が「防災士・消防士監修」「38品44点」と案内する持ち出し袋(非常用持ち出し袋)のセットです。ラジオライト・救急セット・衛生用品・トイレなど、自分で1点ずつ選ぶと時間がかかる小物をまとめて揃えられます
  • 一方で、一人暮らしの在宅備蓄の目安(水9L・食事9食・トイレ15回=3日分)と比べると、水と食料はセットだけでは足りません。セットは「持ち出し用」、水・食料・トイレの在宅分は「別に足す」と役割を分けて考えます
  • 置き場所は玄関の室内側(共用廊下は不可)かクローゼットの入口付近。足りない水はベッド下やクローゼット下段に分散させ、常備薬・メガネ・現金などの個人用品は自分で追加します

「あかまる防災の中身は一人暮らしに合っているのか」「44点もあるなら、それだけで備えが終わるのか」。防災セットを買う直前に多い疑問です。この記事では、販売元の公式ページと販売ページに掲載されている中身を、一人暮らしに必要な量と突き合わせて、足りるもの・足りないもの・自分で足すものを整理します。

当サイトは商品を実際に使用したレビューではなく、公開されている商品情報と、内閣府・経済産業省などの公的な備蓄の目安をもとにした編集部の整理です。内容・価格・セット構成は変更されることがあるため、購入前に必ず販売ページで最新の情報を確認してください(2026年9月時点の情報です)。

あかまる防災とは(販売元の案内の要点)

あかまる防災は、株式会社SIBが販売する防災セットです。販売元の公式ページでは、次のように案内されています(いずれも広告主の表記です。出典: あかまる防災 公式ページ)。

項目販売元の案内一人暮らしでの読み方
構成38品目・全44アイテム持ち出し袋に入れる小物がひととおり入っている
監修防災士・消防士監修広告主の表記。中身の妥当性は下の表で自分でも確認する
かばん容量24.4L、防水・撥水の記載あり通勤用リュックよりやや大きい程度。玄関の室内側に置ける大きさ
保証10年交換無料保証の記載あり対象品目・条件は販売ページで確認
プラン1人用のほか、2セット(ペア)、3セット(ファミリー)一人暮らしは1人用で足りる
送料送料無料の記載あり玄関まで届くので、重い荷物を運ぶ手間がない

価格はキャンペーンや販売店(公式・楽天市場・Amazon等)によって変わるため、ここでは記載しません。購入前に販売ページで確認してください。

中身の一覧と、一人暮らしでの役割

公式ページに掲載されている品目を、用途別に並べ直しました。数量は販売ページ等の表記に基づくもので、時期によって変わる可能性があります。

用途主な中身(販売ページの表記)一人暮らしでの役割
水・食料長期保存水(500ml×3本、7年保存の表記)、アルファ米(3食分の表記)避難所へ向かう間・到着直後の分。在宅3日分には足りない
情報・明かり多機能ラジオライト、単4乾電池停電時の情報収集と明かり。機能の詳細は販売ページで確認
水の確保携帯浄水器、5Lウォーターバッグ給水車からの水の運搬・保管に使える。一人暮らしは給水袋が見落とされやすい
トイレ簡易トイレ(10回分の表記)、携帯トイレ(10回分の表記)合計20回分なら1人約4日分(1日5回換算)
けが・衛生救急セット15点、アルコール除菌シート、からだふきシート、ドライシャンプー、歯ブラシ、ティッシュ、マスク断水で入浴・洗面ができない期間の衛生を保つ
寒さ・雨アルミブランケット、レインコート、使い捨てカイロ停電・避難時の体温維持
身を守る・作業緊急用ホイッスル、軍手、カッターナイフ閉じ込め時の合図、片付け作業
記録防災マニュアル、3色ボールペン、黒マジック安否の張り紙、配給の記録、連絡先のメモ

一人暮らしで特に役立つのは、ホイッスルと筆記具です。家族がいない一人暮らしは、家具の下敷きになったときに助けを呼ぶ手段が自分の声しかありません。ホイッスルは声より少ない力で遠くまで届きます。また、避難時にドアへ「無事です・〇〇避難所にいます」と張り紙をする習慣は、安否確認の手間を減らします。

一人暮らしの必要量と比べると、何がどれだけ足りないか

内閣府の「災害に対するご家庭での備え」では、飲料水は1人1日3リットル、食料とあわせて最低3日分、できれば1週間分の備蓄が目安とされています(出典: 内閣府)。トイレは経済産業省の案内で1人1日5回、1週間で35回分が目安です(出典: 経済産業省「トイレ備蓄 忘れていませんか」)。これと販売ページの表記を比べると、次のようになります。

品目セットの量(表記)3日分の目安不足(3日分)1週間分の目安不足(1週間)
飲料水1.5L(500ml×3)9L7.5L(2Lペット4本)21L19.5L(2Lペット10本)
主食3食9食6食21食18食
トイレ20回15回足りる35回15回
明かりラジオライト1台手元1+部屋1部屋用ライト1同左同左+予備電池

この表のとおり、セットに入っている水と食料は「持ち出して避難所まで行く間」の量で、自宅で数日過ごす在宅避難の量ではありません。これはあかまる防災に限らず、リュック型の防災セット全般に共通します。リュック1つに3日分の水9L(約9kg)を入れると、中身と合わせて重すぎて背負って歩けないためです。

つまり一人暮らしの備えは、「持ち出し袋(セット)」+「在宅備蓄(水・食料・トイレ)」の2層で考えるのが基本です。セットを買うと1層目がまとめて終わり、2層目を自分で足していく形になります。

自分で足すもの(セットに入らない個人用品)

どの防災セットにも入れられないのが、その人だけが必要とする物です。次の品目は、セットを買ったあとに自分でリュックのポケットに追加します。

追加するもの理由量の目安
常備薬・お薬手帳のコピー避難所ですぐに同じ薬が手に入るとは限らない3〜7日分
メガネ・コンタクト用品地震で割れる・なくすと移動が困難になる予備メガネ1本
生理用品多くのセットに入っていない、または少量1周期分
現金(小銭を含む)停電でキャッシュレス決済・ATMが使えないことがある1〜2万円程度+10円玉・100円玉
モバイルバッテリーと充電ケーブル安否確認・情報収集はスマホが中心になる満充電1台+自分の機種のケーブル
身分証のコピー・連絡先メモスマホの電池切れに備え、家族・勤務先の番号を紙で持つ1枚
厚手の靴下・スリッパ割れたガラスの上を歩く可能性1組
革手袋(または作業用の厚手手袋)軍手は割れたガラスや金属の切り口を通しやすい。片付け作業用に1組あると安心1組
ヘッドライトラジオライトは手に持つ使い方が中心。両手を空けたまま片付けやトイレができる1個+予備電池
着替え(下着・靴下)断水で洗濯ができない期間の衛生のため2〜3日分
ポリ袋(45L・中小サイズ)ごみの分別、濡れた物の隔離、簡易トイレの外袋、雨よけと用途が多い10枚程度
ペット用品(飼っている場合)ペットフード・水・リード・トイレ用品は人のセットに含まれない3〜5日分

首相官邸の防災ページでも、非常用持ち出し袋には家族構成や持病に応じた物を加えることがすすめられています(出典: 首相官邸「災害に対するご家庭での備え」)。セットの「44点」は共通部分で、個人部分は自分で埋めるものと考えておくと、買ったあとに「これで全部」と思い込むのを防げます。

一人暮らしの部屋での置き場所

持ち出し袋は「揺れが収まったあと、暗い中でも手探りで取れる場所」に置きます。ワンルーム・1Kで現実的な候補は次の3つです。

  1. 玄関の室内側(靴箱の横・上がり框の脇): 避難時に必ず通る場所。ただしマンションの共用廊下やドアの外は、消防法上の避難経路なので置けません
  2. クローゼットの入口付近の床: 玄関に置き場所がない場合。奥にしまい込まず、扉を開けてすぐ手が届く位置にします
  3. ベッドの足元・横: 就寝中の地震で玄関まで行けない場合に備える位置。ただし家具の転倒範囲の外に置きます

リュックを床に直置きすると、ほこりが積もって中身の確認がおっくうになります。ふた付きのボックスに入れて玄関に置くと、上に腰掛けて靴を履けるベンチとしても使えます。

部屋全体の置き場所の考え方は「一人暮らしの防災グッズの収納場所7選」で整理しています。

足りない水・食料・トイレを買い足す順番と置き場所

セットを買ったあと、在宅備蓄を次の順番で足すと、置き場所で迷いにくくなります。

  1. 水(3日分まで残り7.5L): 2Lペット6本入り1ケースを買い、ベッド下かクローゼット下段に置く。これで3日分の水はほぼ満たせます。置き方は「水の備蓄はどこに置く?」を参照
  2. 主食(3日分まで残り6食): パックご飯・カップ麺・レトルトなど普段食べる物を多めに買うローリングストックで十分です。キッチンの引き出しや棚にまとめます
  3. トイレ(1週間分まで残り15回): 3日分は足りているので最後でかまいません。トイレ内の棚や洗面所に置きます。詳しくは「簡易トイレの収納場所」

水は1ケース約12kgと重く、クローゼットの上段に置くと落下の危険があります。床に置く場合は頑丈な収納ボックスに入れるか、すのこで床から浮かせます。

セットを買う人・自分で揃える人の判断表

防災セットは「自分で選ぶ時間」を買う商品です。自分で1点ずつ揃えるほうが安くなる場合もありますが、品目選びに時間がかかり、途中で止まりやすいという面もあります。

こんな人向いている方法理由
防災グッズを何も持っていないセット1回の購入で持ち出し袋が完成し、在宅備蓄に集中できる
何を買うか調べる時間がないセット品目選びの手間がなくなる
キャンプ用品(ライト・寝袋・浄水器)をすでに持っている自分で揃える重複する品目が多くなる
持病があり、薬や医療用品が多いどちらでも可いずれにしても個人用品の追加が中心になる
リュックの重さが心配セット+中身の入れ替え水を500ml1本に減らし、在宅側に回すなど調整できる

「何を揃えるか」から自分で選ぶ時間がない場合は、セット品を1つ買って、足りないものを足す方法があります。あかまる防災は、販売元が防災士・消防士監修の44点セットとして案内している製品です(広告主の表記に基づく紹介です。内容・価格は公式サイトでご確認ください)。

他の防災セットと比べるときの4つの物差し

防災セットは点数の多さで比べられがちですが、点数は「救急セット15点」のように小物を1点ずつ数えるかどうかで大きく変わります。一人暮らし向けに比べるなら、次の4つの物差しのほうが判断に役立ちます。

物差し見る場所一人暮らしでの基準
トイレの回数簡易トイレ・携帯トイレの「回分」表記15回分(3日分)以上あると、在宅備蓄のトイレを後回しにできる
水の確保手段浄水器・給水袋の有無給水袋があると、給水所から水を運べる。一人暮らしは運ぶ人が自分しかいない
明かりと電源ライトの種類、電池の種類、充電手段乾電池の規格が自宅の備蓄電池とそろっていると、予備電池を共通化できる
総重量販売ページの重量表記背負って30分歩ける重さか。重ければ水を減らして在宅側に回す

この4つを並べて比べると、点数が多いセットが必ずしも一人暮らしに向いているとは限らないことが分かります。反対に、点数が少なくてもトイレと給水袋が入っているセットは、在宅避難中心の一人暮らしには実用的です。

購入前に販売ページで確認したい5つの点

セット品は時期によって中身が入れ替わることがあります。買う前に次の5点を販売ページで確認しておくと、届いてから「思っていたのと違う」を避けられます。

  • 中身の一覧と数量: 特に水・食料・トイレの数量。本記事の数量は2026年9月時点の表記です
  • 保存期限: 水・アルファ米の期限(年数)と、到着時点の残り期間
  • かばんのサイズと総重量: 玄関のどこに置くか、背負って歩けるかの判断材料
  • 保証の条件: 「10年交換無料保証」の対象品目と申込み方法
  • レビューの中身: 星の数よりも、重さ・収納性・到着時の期限に触れたレビューを読むと判断に役立ちます

届いたらやること(10分で終わる初期設定)

  1. 中身を一度すべて出し、一覧と照合する
  2. ラジオライトの電池を入れて動作を確認する(電池は液漏れ防止のため、保管時は抜いておく製品もあるので取扱説明書に従う)
  3. 水・アルファ米の期限を、かばんのタグやマスキングテープに大きく書く
  4. 常備薬・メガネ・現金・連絡先メモを外側のポケットに入れる
  5. 置き場所に置き、スマホのカレンダーに半年後の点検日を登録する

点検のタイミングや、部屋ごとのチェック項目は「一人暮らし防災収納チェックリスト」にまとめています。

季節で入れ替えたいもの

防災セットの中身は1年中同じですが、一人暮らしの部屋で困ることは季節によって変わります。半年に1回の点検のときに、次のものを入れ替えると、持ち出し袋の重さを増やさずに季節の備えができます。

時期足すもの外すもの理由
春〜夏(3月の点検)経口補水液の粉末、冷却シート、虫よけ、日焼け止めカイロの予備分停電でエアコンが止まると室内でも熱中症の危険がある
秋〜冬(9月の点検)カイロの追加分、薄手のダウンや保温インナー、ニット帽冷却シート停電で暖房が使えない夜の体温維持
通年常備薬(期限を確認して入れ替え)、モバイルバッテリーの充電期限切れの薬・食品薬と電池は季節に関係なく劣化する

点検日は、防災の日(9月1日)と東日本大震災の日(3月11日)など覚えやすい日にしておくと、季節の入れ替えと同時に済ませられます。

在宅避難の3日間で、セットの中身をどう使うか

一人暮らしのマンション・アパートは、建物が無事なら避難所に行かず自宅で過ごす「在宅避難」になることが多いと考えられます。その場合、持ち出し袋の中身は次のように自宅でも使えます。

  • 1日目(停電・断水の直後): ラジオライトで情報を確認し、トイレは水を流さず簡易トイレを便器にかぶせて使う。水・食料は在宅備蓄から先に使い、持ち出し袋の分は避難が必要になったときのために残す
  • 2日目: 給水所の情報が出たら、5Lウォーターバッグを持って給水を受ける。体拭きシート・ドライシャンプーで体を清潔に保つ
  • 3日目: 電池の残量と簡易トイレの残り回数を確認し、足りなくなりそうな物をメモする。ドアに安否の張り紙を出しておく

持ち出し袋の水・食料を在宅中に先に使ってしまうと、建物の被害で避難が必要になったときに持ち出す物がなくなります。在宅備蓄から使い、持ち出し袋は「最後の予備」として残す順番を決めておきます。

よくある質問

あかまる防災だけで一人暮らしの備えは終わりますか
持ち出し袋の中身はおおむね揃いますが、在宅避難に必要な水(3日分9L)と食料(9食)はセットだけでは足りません。セットは持ち出し用と考え、水と食料は別に備蓄します。
1人用とペアプラン、一人暮らしはどちらを選べばいいですか
一人暮らしは1人用で足ります。ペアプランを選んで、1つを職場や実家に置く使い方もありますが、そのぶん在宅備蓄の水・食料に予算を回すほうが備えとしてはバランスが取れます。
中身の水や食料の期限が切れたらどうしますか
期限の数か月前に普段の食事で食べ、同じ物か近い物を買い足します。飲料水は期限を過ぎても一律に飲めなくなるわけではないと農林水産省は説明していますが、持ち出し袋の中身は期限内の物に入れ替えておくと安心です。
マンションの共用廊下にリュックを置いてもいいですか
置けません。共用廊下は避難経路で、消防法や管理規約で物を置くことが禁止されているのが一般的です。玄関の室内側に置いてください。
リュックが重くて背負えない場合はどうしますか
水を1本だけ残して在宅備蓄に回す、使わない予備品を別の袋に分けるなどで軽くできます。持ち出し袋は背負って歩ける重さであることが最優先です。
楽天市場と公式サイト、どちらで買うのがいいですか
販売店によって価格、ポイント、キャンペーン、同梱物が異なることがあります。中身の一覧と保証の条件が同じかを確認したうえで、条件のよい販売店を選んでください。

まとめ

あかまる防災の44点セットは、持ち出し袋に必要な小物をまとめて揃えられる商品です。一人暮らしの場合、セットを買ったあとに水7.5L・主食6食を足せば3日分の在宅備蓄がそろい、トイレ15回分を足せば1週間分に近づきます。常備薬・メガネ・現金などの個人用品は自分で追加し、リュックは玄関の室内側に置いてください。