東京都防災や東京消防庁の案内でも、家具の転倒・落下・移動防止は地震対策の基本として紹介されています。ただし賃貸住宅では壁にネジ穴を開けられないことが多く、「何を使えばいいか分からない」まま後回しにしている方も少なくありません。この記事では、壁を傷つけずに使える家具転倒防止グッズを2タイプに分けて比較します。
選ぶ前に確認したい2つのポイント
- 天井までの高さと家具の隙間:突っ張り棒タイプは天井と家具の間に数cm〜十数cmの隙間が必要。伸縮範囲を確認する
- 退去時に剥がせるか:粘着マットタイプは壁紙を傷めない再剥離タイプかどうかを商品説明で確認する
| タイプ | 向いている家具 | 特徴 |
|---|---|---|
| 突っ張り棒タイプ | 背の高い本棚・食器棚 | 工具不要で取り付けられる製品が多く、耐震性能も比較的高い |
| 粘着マット(耐震ジェル)タイプ | テレビ・電子レンジ・小型家具 | 何度も貼り直せるタイプなら賃貸の退去時にも対応しやすい |
突っ張り棒タイプ
工具不要で家具と天井の間に設置でき、S・M・Lなどサイズ展開があるタイプなら、複数の家具に合わせて選べます。賃貸の場合は、退去時に外せることを前提に、ネジ止め不要のものを選びましょう。
粘着マット(耐震ジェル)タイプ
テレビや電子レンジなど、突っ張り棒が使いにくい家電・小型家具には、耐震ジェルマットが向いています。繰り返し使えるタイプであれば、模様替えや退去のたびに買い直す必要がありません。
賃貸で気をつけたいこと
- ネジ・釘を使うL字金具タイプは、退去時の原状回復費用につながる場合があるため、契約内容や管理会社への確認が必要
- 粘着マットは壁紙・床材の材質によっては跡が残ることがあるため、目立たない場所で試してから広い範囲に使う
- 効果には家具の重さ・設置状況による個体差があるため、複数の対策を組み合わせることが推奨されています
よくある疑問
- 突っ張り棒だけで十分ですか?
- 東京都防災のガイドでも、突っ張り棒と粘着マットや転倒防止ストッパーを組み合わせる方法が紹介されています。家具の重さや設置場所に応じて併用を検討してください。
- 賃貸で家具転倒防止グッズを使う前に大家さんに確認は必要ですか?
- ネジ止めを伴うタイプは事前確認が必要です。突っ張り棒や粘着マットのみで完結するタイプであれば、多くの賃貸契約で問題なく使えますが、心配な場合は管理会社に確認すると安心です。
まとめ
家具転倒防止は、防災グッズの収納場所を確保する前に済ませておきたい基本の対策です。収納場所そのものの考え方は以下の記事でまとめています。