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ウォーターサーバーの水が飲みきれない|解約する前に試せる4つの手

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洗面所やキッチンの隅に、飲みきれないウォーターサーバーのボトルがどんどん積み上がっていく——使っている人なら、一度は経験があるかもしれません。在宅勤務から出社中心の働き方に戻った、子どもが独立した、夏の暑さが落ち着いてきたなど、水の消費量が減る理由は家庭ごとにさまざまです。「もう解約するしかないのか」と思う前に、実は契約を維持したまま負担を軽くできる方法がいくつか用意されています。解約には最低利用期間や手続きの手間が伴うこともあるため、まずは今の契約のままできることから試してみる価値があります。この記事では、水が余ってしまったときに試せる4つの手を、会社ごとの具体的な条件とあわせて整理します。

なぜ水が余るのか|最低利用本数(ノルマ)の仕組み

ウォーターサーバーの多くは、「最低利用本数(ノルマ)」と呼ばれる仕組みを採用しています。契約時に決められた本数以上を毎月(または隔月)注文することが条件になっており、実際の消費量がそれを下回っても、決められた本数分の水は届いてしまいます。目安として、うるのんの公式コラムでは月に2本程度(12Lボトルの場合で24L前後)を最低利用の水準として紹介しています。これは一人暮らしであれば飲用・調理を合わせても無理のない量である一方、在宅時間が減った家庭や、夏場から秋口にかけて飲用量が落ち着く時期には、余りやすい量ともいえます。

ノルマの設定の仕方は会社やプランによって異なり、なかにはノルマ自体を設けていないサーバーもあります。ただし、ノルマがない代わりにレンタル料や水の単価が高めに設定されているケースもあるため、「ノルマなし=お得」と単純に言い切れない点には注意が必要です。まずは、今の契約のままできる対処法から見ていきましょう。

【手1】配送スキップを使う

最も手軽に試せるのが、次回の配送を1回(または数回)止める「配送スキップ」です。契約自体はそのまま維持されるため、手続きは会員ページから数クリックで完了することが多く、再開したいタイミングが来たら通常どおり配送を再開できます。

ただし、スキップの回数や無料になる条件は会社によって差があります。うるのんでは、年2回までは無料でスキップでき、3回目以降は休止手数料として1,000円がかかる仕組みになっています。一方でウォーターワンは、追加料金なしで定期配送を最大2ヶ月連続でスキップできるとされています。このほか、60日〜3ヶ月程度の無料期間を設けている会社や、月額420円程度の手数料が発生する会社もあり、条件の幅は決して小さくありません。

配送スキップの条件比較(会社による違いの例)
うるのん年2回まで無料3回目以降は休止手数料1,000円
ウォーターワン最大2ヶ月連続無料追加料金なしでスキップ可能
無料期間を設ける会社(例)60日〜3ヶ月程度無料になる期間の長さは会社により異なる
手数料制の会社(例)月額420円程度スキップ自体に手数料がかかる場合がある

※2026年9月時点の各社公式情報にもとづきます。条件はプランや時期により異なるため、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

このように、同じ「スキップ」という機能でも、無料になる回数や期間、超過時の手数料には差があります。契約中のサービスの条件は、マイページや利用規約、カスタマーサポートへの問い合わせで必ず確認してください。

【手2】プランや配送サイクルを変更する

配送スキップだけでは対応しきれない場合は、契約プランそのものを見直す方法もあります。多くの会社では、月あたりの購入本数が少なくて済む小容量プランや、配送サイクルを1ヶ月から2ヶ月に延ばすといった変更に対応しています。プラン変更は解約と違って手続きが軽く、違約金も発生しないことが一般的です。

見直すタイミングとしては、直近2〜3ヶ月の注文本数と実際の消費本数を比べてみるのがおすすめです。毎月のように未消費分が繰り越されているようであれば、今のプランが生活スタイルに合っていないサインといえます。プラン変更で対応できる範囲や具体的な料金は会社ごとに異なるため、複数のプランを用意している会社であれば、まずは料金ページで自分の消費量に近いプランがあるか確認してみてください。

【手3】余った水を飲む以外に使う

配送スキップやプラン変更を試しても、手元にボトルが残っている場合は、飲用以外の使い道を探すのも一つの手です。うるのんの公式コラムでも紹介されている通り、次のような使い方であれば、無理なく消費量を増やせます。

  • 炊飯や煮物などの調理用水として使う
  • コーヒーや紅茶を淹れる際の湯・水として使う
  • お酒の水割り・お湯割りの割り水として使う
  • 災害時に備えた備蓄水として保管する
  • 手洗いや洗顔などの生活用水として使う

このうち、備蓄水として保管する場合は注意が必要です。ボトルの水にも賞味期限が設定されており、開封前と開封後で保存できる期間の目安が異なります。「非常用だから」と期限を確認せずに長期間放置してしまうと、実際に必要になったときに使えない可能性があります。備蓄に回す分は、ラベルに記載された賞味期限を必ず確認し、期限が近いものから順番に日常使いへ回すサイクルを作っておくと安心です。

ノルマ条件そのものを比較する

配送スキップの条件はサービスごとに違います。今より条件の緩いサービスがないか比較してから、解約するかどうかを判断してください。

【手4】浄水型(水道直結型)への乗り換えを検討する

ここまでの方法を試しても、そもそも「ボトルを注文する」という仕組み自体が生活に合っていないと感じる場合は、水道直結型(浄水型)のウォーターサーバーへの乗り換えも選択肢の一つです。水道水を内蔵のフィルターでろ過して使うタイプのため、ボトルの注文・受け取り・保管が不要になり、ノルマという概念自体がなくなります。

一方で、浄水型にも導入コストやフィルター交換の手間、天然水特有の味わいが楽しめないといった違いがあります。ボトル型から乗り換えるメリットが自分の生活に合うかどうかは、初期費用や月額料金、フィルターの交換頻度などを踏まえて判断するのがおすすめです。これが唯一の正解というわけではなく、あくまで選択肢の一つとして、気になる場合は資料や公式サイトで条件を確認してみてください。ボトル型・浄水型を含めたサーバー選び全般の基準は「ウォーターサーバーの選び方」でも整理していますので、あわせてご覧ください。

それでも解決しないなら休止・解約を検討する

配送スキップ、プラン変更、飲用以外の使い道、浄水型への乗り換え検討——ここまでの手を試しても、やはり今の契約が生活に合わないと感じる場合は、休止や解約という選択肢に進むことになります。休止と解約のどちらが自分に向いているかは、水が余っている状況が一時的なものか、今後も続きそうかによって変わります。判断の基準や、休止・解約それぞれの費用感については「ウォーターサーバーは休止と解約どっちが得か。判断基準まとめ」で詳しく整理していますので、あわせて確認してみてください。

自分に合う手はどれか|状況別チェックリスト

状況別・試すべき手のチェックリスト

  • 今月だけ少し余りそう → まずは配送スキップを試す
  • ここ数ヶ月ずっと消費が追いついていない → プランや配送サイクルの変更を検討する
  • ボトルは数本残っているが飲みきれない → 調理・災害備蓄・生活用水などへの転用を試す
  • ボトルの注文自体が負担に感じる → 浄水型(水道直結型)への乗り換えを検討する
  • 上記を試しても改善しない → 休止・解約の判断基準を確認する

よくある疑問

ノルマなしのサーバーはある?

最低購入本数(ノルマ)を設けていないサーバーも存在しますが、その分、月々のレンタル料や水の単価が高めに設定されている場合があります。「ノルマがない=総額が安い」とは限らないため、乗り換えを検討する際は月々の総支払額で比較することをおすすめします。

スキップに手数料はかかる?

会社によって異なります。年に決められた回数までは無料で、それを超えると手数料がかかる仕組みの会社もあれば、一定期間は追加料金なしでスキップできる会社もあります。契約中のサービスのマイページや利用規約で、無料でスキップできる回数・期間を確認してください。

余った水の賞味期限は?

ボトルには賞味期限が表示されており、開封前後で保存期間の目安が異なります。備蓄用として長期間保管するつもりでも、ラベルに記載された賞味期限を必ず確認し、期限が近いボトルから優先的に使うようにしてください。

ノルマ未達だと何が起きる?

最低購入本数に届かない月は、不足分の金額を請求されたり、次回配送分に自動的に上乗せされたりする仕組みが一般的です。放置すると気づかないうちに水だけが増えていくため、消費ペースが落ちてきたと感じた時点で、配送スキップやプラン変更を検討することをおすすめします。

まとめ

水が余っているからといって、すぐに解約を選ぶ必要はありません。配送スキップやプラン変更で契約を維持したまま負担を軽くできる場合もありますし、飲用以外の使い道を見つけることで無理なく消費量を増やせることもあります。それでも生活に合わないと感じたら、浄水型への乗り換えや、休止・解約という選択肢に進んでみてください。会社ごとに条件は大きく異なるため、最終的な判断の前には、必ず契約中のサービスの公式情報を確認することをおすすめします。4つの手を試しても解決しない場合の進め方は「ウォーターサーバーをやめたい人のための完全ガイド|費用と手順」で解説しています。水代以外にかかる電気代の目安は「ウォーターサーバーの電気代は月いくら?各社の目安と節約方法」で確認できます。ノルマのない水道直結型と宅配型のどちらが自分に合うか、工事や断水時の扱いまで詳しく比較したい場合は「ウォーターサーバーは水道直結型と宅配型どっちがいい?工事・料金・断水時で比較」もあわせてご覧ください。