ウォーターサーバーをやめたいと思ったとき、いちばんやってはいけないのが「とりあえず解約の電話をかける」ことです。プランによっては解約金が数万円かかり、あと数ヶ月待てば0円だった、というケースが実際にあります。やめたい理由が「水が余る」なのか「料金が高い」なのか「そもそも使わなくなった」なのかによって、選ぶべき手段も変わります。このページでは、費用をできるだけ抑えてやめるための順番を整理します。
やめる前に必ず確認する2つのこと
解約の連絡をする前に、次の2つを手元で確認してください。どちらも契約書、または公式サイトのマイページで確認できます。この2つが分かるだけで、払わなくていい解約金を払ってしまう事故はほぼ防げます。
- 自分のプラン名 ― 同じ会社でもプランによって最低利用期間と解約金がまったく違います
- 契約日(お届け日) ― 最低利用期間の起算日になります。ここから更新月が決まります
やめ方には4段階ある
「やめる=解約」と考えてしまいがちですが、実際には負担を減らす手段が段階的に用意されています。下にいくほど手続きが重くなり、費用も発生しやすくなります。上から順に検討して、目的を達成できる一番軽い手段を選ぶのが基本です。
| 1. 配送スキップ | 費用: 無料〜数百円 | 在庫が余っているだけならこれで足りる |
| 2. 休止 | 費用: 無料〜手数料 | しばらく使わないが再開の可能性がある場合 |
| 3. プラン変更 | 費用: 会社による | ノルマの軽いプランへ移す。契約は継続 |
| 4. 解約 | 費用: 0円〜約33,000円 | 更新月かどうかで金額が大きく変わる |
水が飲みきれないことが理由なら、多くの場合1か3で解決します。詳しい手順は「ウォーターサーバーの水が飲みきれない|解約する前に試せる4つの手」で、スキップの条件を各社比較しています。休止と解約のどちらが得かで迷っている場合は「ウォーターサーバーは休止と解約どっちが得か。判断基準まとめ」が判断材料になります。
解約金は「更新月」かどうかで決まる
解約金の有無を分けるのは、多くの場合「更新月に手続きしたかどうか」です。以下は各社が公式サイトに記載している内容をまとめたものです。プランによって金額が段階的に変わる会社もあるため、自分のプラン名での確認が欠かせません。
| コスモウォーター(smartプラス) | 30,000円(税込33,000円) | お届け日から2年の規定利用期間内の場合 |
| コスモウォーター(smartプラスNext) | 30,000円(税込33,000円) | お届け日から3年。サーバー引取手数料として発生 |
| クリクラ(ベーシックプラン) | 違約金なし | プランそのものに解約金の設定がない |
| クリクラ(お得スタートプラン) | 12,500円〜8,000円 | 経過年数で減額。更新期間内の申し出なら0円 |
| プレミアムウォーター | 公式サイトで要確認 | 最低利用期間内の解約で契約解除料が発生すると案内あり |
| アクアクララ | 公式サイトで要確認 | 更新月に退会すれば途中解除料はかからないと案内あり |
更新月の数え方と、更新月を逃した場合にどうするかは「ウォーターサーバーの解約金は「更新月」なら0円になる|各社の条件を比較」で詳しく整理しています。
解約の連絡先は電話のみの会社が多い
解約手続きでつまずきやすいのが窓口です。Webで完結できる会社は限られており、電話のみ受付という会社が少なくありません。平日の日中しか受け付けていない場合もあるため、あらかじめ時間を確保しておく必要があります。
| コスモウォーター | 電話のみ | 0120-1132-99/平日9:00〜18:00 |
| プレミアムウォーター | マイページ・アプリ可 | 電話は0120-937-032/10:00〜18:00 |
| クリクラ | 電話のみ | 番号はサーバー横の青いシールに記載 |
| アクアクララ | 公式サイトで要確認 | 0120-331-626/平日9:00〜17:30 |
電話がつながらないときの対処や、つながりやすい時間帯については「ウォーターサーバーの解約、電話がつながらない時どうする?各社の窓口を比較」にまとめています。
更新月から逆算するスケジュール
解約金を払わずにやめるには、更新月に合わせて解約の連絡をします。更新月は契約開始日から数えるため、契約書か会員ページで確認し、次の表に当てはめてください。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 更新月の2〜3か月前 | 更新月と解約金の額を確認。解約の連絡方法(電話のみか、Webで可か)と受付期限を確認 |
| 更新月の1か月前 | 配送スキップで残りの水を使い切る計画。乗り換える場合は新しい会社の申し込み |
| 更新月に入ったら | 解約の連絡。回収日を決める。「更新月なので解約金は不要」を電話で確認し、担当者名を控える |
| 回収の前日 | 電源を切り、水抜き(「返却手順」参照) |
| 回収後1〜2か月 | 最終請求の明細を確認。解約金・回収費用が想定と違えば問い合わせ |
更新月を過ぎると自動更新され、次の更新月まで解約金がかかる会社が多いため、「更新月の何日前までに連絡が必要か」を必ず確認してください。
解約金を乗り換えキャンペーンで相殺する考え方
更新月まで待てない事情(引っ越し・出費の見直し)がある場合、他社の「乗り換えキャンペーン」で解約金相当額を負担してもらえることがあります。ただし条件があります。
- キャンペーンの対象は「他社からの乗り換え」で、解約金の請求書など証明書類の提出が必要
- 負担額に上限があり、上限を超えた分は自己負担
- 新しい会社でも最低利用期間が始まるため、「やめたい」のではなく「替えたい」人向け
- 申請期限が「契約から〇日以内」などと決まっている
ウォーターサーバー自体をやめたい人には向きません。乗り換えの手順は「解約金を払わずに乗り換える手順」を参照してください。
やめたあとの代替手段
| 代替手段 | 月の費用の目安 | 向く人 |
|---|---|---|
| ペットボトルの定期便(2L×12本など) | 1,500〜3,000円 | 備蓄も兼ねたい。運ぶ手間を避けたい |
| 浄水器(蛇口直結・ポット型) | カートリッジ代で数百円 | 水道水の味が気にならない。費用を最小に |
| 電気ケトル+水道水 | 電気代のみ | 温水だけ必要。冷水は冷蔵庫で |
| 浄水型ウォーターサーバー(定額) | 3,000〜4,000円前後 | 温冷水の便利さは残したい。ボトルの手間だけ減らしたい |
「やめたい」理由が「水が余る」なら浄水型、「費用」なら浄水器、「置き場所」ならペットボトルの定期便が、それぞれ理由に対する直接の答えになります。
ボトルの余りが理由なら、浄水型の条件を確認する
Loccaは、広告素材で水道水からおいしい水をつくるサービスとして紹介されています(広告主表記)。料金・契約期間・解約条件は公式ページで確認してください。
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解約の連絡をする際、その場で聞いておかないと後から追加費用が発生することがあります。電話をかける前に、次の5点をメモしておくとスムーズです。
- 解約金が発生するか、発生する場合はいくらか
- サーバーの返却方法と、返送料の負担はどちらか
- 未開封のボトルの扱い(引き取りか、手元に残るか)
- 最終請求の金額と引き落とし日
- 解約が成立した証跡(受付番号やメール)をもらえるか
よくある疑問
ウォーターサーバーは途中でやめられますか
途中でやめること自体は可能です。ただし最低利用期間が設定されているプランでは、期間内に解約すると解約金(契約解除料)が発生する場合があります。金額と期間はプランごとに異なるため、契約書または公式サイトで自分のプラン名を確認してください。
解約金を払わずにやめる方法はありますか
契約更新月に手続きすれば解約金がかからないプランがあります。また、乗り換え先が解約金を負担するキャンペーンを実施している場合もあります。更新月がまだ先で急がないのであれば、それまで配送スキップや休止で持たせるという選択肢もあります。
サーバー本体は返却が必要ですか
レンタルのサーバーは返却が必要です。会社によって、配送員が引き上げに来る方式と、宅配便で返送する方式があります。クリクラのように専任の配送員が水抜きと引き上げを行う会社もあります。返却方法と費用負担は解約の連絡時に必ず確認してください。
残っている水はどうなりますか
未開封のボトルの扱いは会社によって異なり、引き取りになる場合と手元に残る場合があります。解約前に飲みきれる量かどうかを確認し、難しい場合は配送スキップを使って在庫を減らしてから解約すると無駄が出にくくなります。
解約の電話がつながりません
解約窓口は月末・月初に混みやすいため、月の中旬の午前中にかけると比較的つながります。Webの問い合わせフォームで「解約希望」と送り、記録を残しておく方法も有効です。受付日が更新月内であれば、電話がつながった日が更新月を過ぎても、解約金なしで受け付ける会社があります。
未開封のボトルが余っています。返品できますか
回収型のボトルは未開封なら回収時に引き取る会社がありますが、返金はされないのが一般的です。使い切れない分は備蓄用に残すか、知人に譲る方法があります。
解約後にサーバーを返却し忘れました
返却期限を過ぎると、機器代(数万円)を請求されることがあります。気づいた時点ですぐに会社に連絡し、回収日を決めてください。多くの場合、返却すれば請求は取り消されます。
やめる前チェックリスト
- 自分のプラン名と契約日(お届け日)を確認した
- 更新月がいつかを計算した
- スキップ・休止・プラン変更で解決しないか検討した
- 解約金の金額を公式サイトで確認した
- サーバー返却方法と残ったボトルの扱いを確認した
まとめ
ウォーターサーバーをやめるときにかかる費用は、手続きの順番次第で大きく変わります。まず自分のプラン名と契約日を確認し、更新月を把握する。次に、スキップ・休止・プラン変更で目的が達成できないかを検討する。それでも解約するなら、解約金と返却条件を確認したうえで連絡する。この順番を守るだけで、不要な出費はかなり防げます。解約後に別のサーバーを検討する場合は「ウォーターサーバーの選び方」で比較のポイントを、乗り換えキャンペーンを使いたい場合は「プレミアムウォーター、解約金を払わずに乗り換える手順」を参考にしてください。ウォーターサーバー以外の固定費もまとめて見直したい場合は「固定費見直し完全ガイド」から各テーマの記事に進めます。解約を決めて返却まで進む場合の水抜きの手順は「ウォーターサーバーの返却手順|水抜きのやり方と各社の回収方法」、引っ越しがきっかけの場合は「ウォーターサーバーの引っ越し手続き|住所変更・費用・エリア外の場合」にそれぞれまとめています。乗り換え先としてコスモウォーターとフレシャスのどちらが自分に合うか迷う場合は、「コスモウォーターとフレシャスを比較|料金・電気代を実際の数字で見る」で料金・電気代を実際の数字で比較しています。そもそも一人暮らしにウォーターサーバー自体が必要だったのか迷っている場合は「ウォーターサーバーは一人暮らしに本当にいらない?後悔しないための3条件」も判断の参考になります。解約ではなく支払い方法だけを見直したい場合は「ウォーターサーバーの支払いをクレカに変更で年間何円得?6社の手順」もあわせてご覧ください。