「Claude Codeを導入して便利になった気はするが、経営会議でどう報告すればいいか分からない」というご相談をよくいただきます。感覚的な効果だけでは、翌年度の予算確保や全社展開の判断材料になりません。
今回は、私たちが導入企業のROI報告で実際に使っている3つの指標をご紹介します。
指標1:工数削減時間 × 時間単価
もっとも基本的な指標です。自動化した業務にかかっていた時間を「前後」で比較し、削減時間に担当者の時間単価を掛け合わせます。
たとえば、月次レポート作成が2日から3時間に短縮された場合、削減時間は月あたり約13時間。時間単価3,000円で計算すると、月あたり約39,000円、年間で約47万円の効果として報告できます。1業務あたりの数値は小さく見えても、複数業務・複数部署に積み上げると経営判断に足る規模になります。
指標2:ミス・手戻りの発生件数
工数だけでなく、ミスによる手戻りコストも重要な指標です。転記ミスや確認漏れによる修正対応は、発生してから気づかれるまでのタイムラグがあるため、実際のコストが過小評価されがちです。
導入前後でミス・手戻りの発生件数を記録しておくと、「時間は変わらないが品質が上がった」ケースも定量的に説明できるようになります。
指標3:定着率(継続利用している人数の割合)
意外と見落とされがちですが、もっとも重要な指標です。研修や導入直後は使われていても、3ヶ月後には元の業務フローに戻ってしまうケースが少なくありません。
四半期ごとに「対象業務で継続的にClaude Codeを使っている人数」を確認することで、投資が一過性のブームで終わっていないかを把握できます。
まとめ
ROIを「なんとなく便利」で終わらせないためには、次の3つを継続的に記録することが重要です。
- 工数削減時間 × 時間単価
- ミス・手戻りの発生件数
- 定着率(継続利用している人数の割合)
凪AIの伴走コンサルティングでは、導入初期にこれらの指標の測定方法を一緒に設計し、月次のレビューMTGで振り返りを行っています。