道具の選び方

タロットカード初心者はどれを買う?ライダー版と日本語解説書付きを選ぶ理由

公開日  文:今日の総合鑑定 編集部

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タロットカードを自分で始めてみたいと思っても、書店や通販には何十種類ものデッキが並んでいて、どれを買えばよいのか迷ってしまいます。結論からいうと、初めての1組は「ライダー版(ウェイト版)」の「78枚フルデッキ」で、「日本語の解説書が付いているもの」を選ぶのが無難です。この記事では、その理由と、購入前に確認したいポイントを順に整理します。

初心者の1組目は「ライダー版・78枚・日本語解説書付き」

初心者向けの条件を3つに分けると、次のようになります。

  • ライダー版(ウェイト版)であること:日本で出ている入門書の多くがこの絵柄を前提に解説しているため、本やWebの解説と照らし合わせながら学べます。
  • 78枚のフルデッキであること:大アルカナ22枚だけのセットもありますが、後から小アルカナを使いたくなったときに買い直しになります。
  • 日本語の解説書が付いていること:輸入版のデッキは英語の小冊子だけのことが多く、最初の意味調べでつまずきやすくなります。

この3つを満たしていれば、あとはサイズや価格、手触りなどの好みで選んで問題ありません。以下で、それぞれの理由をもう少し詳しく見ていきます。

ライダー版とマルセイユ版の違い

タロットの代表的な系統には、大きく分けてライダー版(ウェイト版)とマルセイユ版があります。ライダー版は20世紀初めにイギリスで刊行されたデッキで、アーサー・エドワード・ウェイトが監修し、パメラ・コールマン・スミスが絵を描きました。ライダーは最初の出版社の名前です。

2つの最大の違いは、小アルカナ(数札)の絵柄です。ライダー版は数札にも人物や場面が描かれていて、絵を見るだけで意味を連想しやすくなっています。一方のマルセイユ版は、数札がトランプのように記号(棒・杯・剣・貨幣)の数だけで表されているものが多く、意味を覚えるには数と元素の組み合わせを理解する必要があります。

比べる点ライダー版(ウェイト版)マルセイユ版
成り立ち20世紀初めのイギリス17〜18世紀ごろのフランスで広まった系統
小アルカナの絵人物や場面が描かれている記号の数だけのものが多い
日本語の入門書多いライダー版に比べると少ない
初心者の学びやすさ絵から意味を連想しやすい数と元素の理解が必要

どちらが正しいということはなく、マルセイユ版を好んで使う占い師もいます。ただ、独学で始めるなら、解説書が豊富で絵から意味をつかみやすいライダー版のほうが、最初の壁は低いといえます。

78枚のフルデッキと、大アルカナ22枚だけのセット

タロットは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の合計78枚で構成されています。大アルカナは「愚者」「魔術師」「恋人」「死神」「星」など、人生の大きなテーマを表すカードです。小アルカナは、ワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4つのスートに、エース〜10の数札と、ペイジ・ナイト・クイーン・キングの人物札がそれぞれ14枚ずつあります。

初めのうちは大アルカナ22枚だけで占う方法もよく紹介されていて、実際に覚える量が少なく済むので始めやすいやり方です。ただし、市販の「大アルカナのみ」のセットを買うと、小アルカナを使いたくなったときに別のデッキを買い直すことになります。78枚のフルデッキを買っておき、最初は大アルカナだけを抜き出して使う、という始め方のほうが無駄がありません。

解説書付きを選ぶ理由と、確認したい中身

海外で作られたデッキには、英語の小さな説明書(リトルホワイトブックと呼ばれることがあります)だけが付いていることがよくあります。1枚1枚の意味が短く書かれているだけのことが多く、初めての人が読み方を学ぶには情報が足りません。

日本語の解説書付きのセットを選ぶときは、次の点を確認すると選びやすくなります。

  • ページ数:78枚それぞれの正位置・逆位置の意味まで載っているか
  • スプレッドの解説:ワンオラクル(1枚引き)、スリーカード、ケルト十字など、展開法が載っているか
  • カード画像の掲載:解説の横にカードの図版があると、手元のカードと照らし合わせやすい
  • 質問の立て方:「どうなるか」ではなく「どうすればよいか」と問う考え方が書かれているか

解説書は、デッキと一緒に別売りの入門書を買う方法もあります。最初の1冊がセットになっていれば、届いたその日から始められるのが利点です。

サイズ・紙質・付属品のチェックポイント

絵柄と枚数が決まったら、実際の使い勝手に関わる点も確認しておきましょう。

確認する点見るポイント
カードの大きさ手の小さい人は大判だとシャッフルしにくい。持ち歩くなら小さめのほうが扱いやすい
紙の厚さ・表面加工薄すぎると折れやすく、表面がざらつくとシャッフルしにくい
裏面の模様上下対称の模様だと、裏から正位置・逆位置が分からない
付属品ポーチや箱があると保管しやすい。クロス(敷物)は別に用意してもよい
正規品かどうか販売ページの説明で、版元や正規品である旨を確認する

通販で買う場合は実物に触れられないため、商品ページの写真と説明文、レビューの内容を手がかりにします。レビューでは、カードの大きさや紙の質感について書かれているものが参考になります。

条件を満たすセットの例

ここまでの条件(ライダー版・78枚・日本語解説書付き)を満たす商品の例として、楽天市場で販売されている解説書付きのウェイト版タロットを紹介します。商品ページの表記では、解説書は60ページ版と90ページ版から選べ、収納用のポーチが付いています。2026年10月の閲覧時点での表示価格は3,080円からでした。購入前に、解説書のページ数やカードの大きさ、価格の最新情報を商品ページで確認してください。

価格の安さだけで選ぶと、紙質やカードの大きさが合わないこともあります。同じライダー版でも、出版社や版によって色合いや大きさが違うため、商品ページの写真をよく見比べてから選びましょう。

届いたらまずやること:1日1枚から始める

カードが届いたら、いきなり複雑なスプレッドに挑戦するよりも、1日1枚を引く「ワンオラクル」から始めるのがおすすめです。

  • 78枚をすべて表にして並べ、絵柄を眺める(どのカードが印象に残るかを感じる)
  • 大アルカナ22枚だけを抜き出し、シャッフルして1枚引く
  • 解説書を読む前に、絵から受けた印象をノートに一言書く
  • そのあと解説書の意味を読み、自分の印象と比べる
  • 夜にその日を振り返り、カードの意味と結びつく出来事があったかを書き足す

この流れを続けると、カードの意味を「暗記」ではなく「自分の経験」と結びつけて覚えられます。大アルカナに慣れてきたら、小アルカナを少しずつ加えていきましょう。

朝にカードを引く習慣と組み合わせて、当サイトの今日の総合鑑定で今日の傾向を確認するのもひとつの使い方です。生年月日から計算する占術の結果と、その日に引いたカードを並べて読むと、1日の過ごし方を考える材料が増えます。

大アルカナ22枚の早見表

最初に覚える大アルカナ22枚を、番号と代表的なキーワードで一覧にしました。キーワードは多くの入門書で共通して使われる一般的な意味の一例で、解説書によって表現は異なります。手元の解説書と見比べながら、自分なりの言葉に置き換えていくと覚えやすくなります。

番号カードキーワードの例
0愚者自由、始まり、型にはまらない
1魔術師創造、始める力、手段がそろう
2女教皇直観、知性、静かな理解
3女帝豊かさ、育む、愛情
4皇帝安定、責任、秩序
5教皇(法王)教え、伝統、信頼
6恋人選択、調和、結びつき
7戦車前進、意志、勝負
8力忍耐、内なる強さ、思いやり
9隠者内省、探求、ひとりの時間
10運命の輪転機、巡り合わせ、変化
11正義公正、判断、バランス
12吊るされた男試練、視点の転換、待つ
13死神終わりと再出発、切り替え
14節制調整、中庸、組み合わせる
15悪魔執着、誘惑、縛られる
16塔突然の変化、崩れて見直す
17星希望、理想、ひらめき
18月不安、曖昧さ、想像
19太陽喜び、明るさ、成功
20審判復活、気づき、決断
21世界完成、達成、ひと区切り

なお、ライダー版では8が「力」、11が「正義」ですが、マルセイユ版などでは8と11が入れ替わっています。本やWebの解説を読むときに番号がずれていたら、デッキの系統の違いを疑ってみてください。

覚えておきたい代表的なスプレッド

カードの並べ方(スプレッド)は、質問の種類に合わせて選びます。初心者が最初に覚えるとよい代表的なものを、使う枚数の少ない順にまとめました。

スプレッド枚数向いている質問
ワンオラクル1枚今日のテーマ、今の気持ちなど、シンプルな問い
スリーカード3枚過去・現在・未来の流れ、あるいは原因・現状・対策
二者択一5枚前後AとBのどちらを選ぶか迷っているとき
ヘキサグラム7枚相手のいる問題(恋愛・人間関係)を多面的に見る
ケルト十字10枚状況を細かく分析したいとき

枚数が増えるほど読み解くのが難しくなるので、まずはワンオラクルとスリーカードで十分です。質問は「彼は私をどう思っているか」のように相手の心を当てる形より、「この関係で私が大切にしたいことは何か」のように、自分が動ける形に言い換えると、カードの読み方が具体的になります。

自分で占うか、プロに見てもらうか

タロットは、自分で引いて考えを整理する道具としても、プロの占い師に読んでもらう占術としても使えます。自分で占うときは、どうしても自分の願望に引っ張られた読み方になりやすい、という難しさがあります。とくに恋愛や仕事など、気持ちが大きく揺れている問題では、冷静にカードを読めないこともあります。

そうしたときは、第三者の占い師にタロットで見てもらうのもひとつの方法です。スキルマーケットのココナラでは、タロットを使う占い師が鑑定を出品していて、メッセージで鑑定を受け取る形式と電話で話す形式から選べます。プロの読み方に触れることは、自分でカードを読む練習の参考にもなります。

メールと電話のどちらで相談するか迷う場合は、メール占いと電話占いの選び方で、料金のかかり方や相談内容別の向き不向きを整理しています。また、西洋の占術の背景を知りたい方は、当サイトの西洋占星術の解説も参考になります。

購入後によくある疑問

カードの保管やお手入れで気をつけることはありますか

紙製のカードは湿気や直射日光で反ったり色あせたりしやすいため、ポーチや箱に入れて風通しのよい場所に保管します。シャッフルの前に手を乾かしておく、机の上に布を敷いて広げる、といった扱い方をすると、カードの傷みを抑えられます。

2組目はどんなデッキを選べばよいですか

ライダー版で基本の意味に慣れたら、絵柄の雰囲気が違うデッキや、マルセイユ版に挑戦する人もいます。同じカードでも絵が変わると受ける印象が変わるため、読み方の幅が広がります。まずは1組目を十分に使い込んでから選ぶとよいでしょう。

よくある質問

タロットカードは自分で買ってもよいのですか

問題ありません。「人から贈られたカードでないと使えない」という話を聞くことがありますが、言い伝えのひとつで、決まりではありません。自分で選んだカードのほうが愛着が湧きやすいという考え方もあります。

大アルカナだけで占えますか

占えます。大アルカナ22枚だけを使う方法は入門書でもよく紹介されています。ただし、78枚のフルデッキを買っておけば、慣れてきたときに小アルカナを加えられるので、買い直しが不要です。

逆位置は最初から使ったほうがよいですか

最初は正位置だけで読み、カードの基本の意味に慣れてから逆位置を取り入れる方法もあります。逆位置を使うかどうかは占い手の流派によっても異なるので、解説書の方針に合わせるとよいでしょう。

ライダー版ならどの出版社のものでも同じですか

絵柄の構成は共通ですが、色合い・線の太さ・カードの大きさ・紙質は出版社や版によって異なります。商品ページの写真と説明をよく見比べて選んでください。

タロットで未来は分かりますか

タロットの結果は未来を確定させるものではありません。カードの象徴をきっかけに、今の状況や自分の気持ちを整理し、次の行動を考えるための道具として使うのがおすすめです。

※本記事は占いや暦の考え方、商品・サービスの選び方を紹介するものであり、占いの結果や開運などの効果を保証するものではありません。 鑑定結果はエンターテインメントとしてお楽しみください。

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