30秒で判断(結論3行)
- 地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30〜50%の範囲で決めます。家財の上限は1,000万円です(財務省・日本損害保険協会)
- 受け取れる額は、地震保険金額に全損100%・大半損60%・小半損30%・一部損5%を掛けた額です。実際の損害額の全額ではありません
- 家財の火災保険が500万円なら、地震保険金額は150万〜250万円。全損でも受け取りの上限はその額です(編集部計算)
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- 地震保険金額 = 火災保険金額の30〜50%
- 限度額: 建物5,000万円、家財1,000万円
- 支払い: 全損100%、大半損60%、小半損30%、一部損5%(地震保険金額に対して)
- 火災保険がないと地震保険には入れない
地震保険の家財の保険金額は、どう決まる?
地震保険の保険金額は、一緒に契約する火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内で決めます。限度額は、建物が5,000万円、家財が1,000万円です(出典: 財務省「地震保険制度の概要」、確認日 2026-10-21。日本損害保険協会「地震保険」 も同じ内容)。
定義: 地震保険金額とは、地震保険の契約で、全損のときに支払われる上限になる金額のことです。この金額は、火災保険の保険金額から計算した範囲内でしか選べません。
火災保険の家財の保険金額別:受取額の早見表
次の表は、火災保険の家財の保険金額ごとに、地震保険金額の範囲(30〜50%)と、損害区分ごとの受取額を編集部が計算したものです。損害区分ごとの支払割合は財務省の整理です(確認日 2026-10-21)。
| 火災保険の家財の保険金額 | 地震保険金額(30〜50%) | 全損(100%) | 大半損(60%) | 小半損(30%) | 一部損(5%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 90万円〜150万円 | 90万円〜150万円 | 54万円〜90万円 | 27万円〜45万円 | 4.5万円〜7.5万円 |
| 500万円 | 150万円〜250万円 | 150万円〜250万円 | 90万円〜150万円 | 45万円〜75万円 | 7.5万円〜12.5万円 |
| 1,000万円 | 300万円〜500万円 | 300万円〜500万円 | 180万円〜300万円 | 90万円〜150万円 | 15万円〜25万円 |
| 2,000万円 | 600万円〜1,000万円 | 600万円〜1,000万円 | 360万円〜600万円 | 180万円〜300万円 | 30万円〜50万円 |
表の「〜」の左は地震保険金額を30%にした場合、右は50%にした場合です。火災保険の家財の保険金額が2,000万円のとき、50%は1,000万円で、家財の限度額と同じです。それを超える金額は選べません。
損害区分は、どう決まる?
損害区分は、家財の損害額が、家財全体の時価額の何割にあたるかで決まります。財務省の整理では、80%以上が全損、60%以上80%未満が大半損、30%以上60%未満が小半損、10%以上30%未満が一部損です(確認日 2026-10-21)。10%に満たない場合は、区分に当たりません。計算例は「地震保険の家財は何割壊れたら全損?」にあります。
賃貸の借主は、30%と50%のどちらを選ぶ?
どちらが有利かは、家財の時価額と、保険料の負担感で変わります。判断の整理例です(個別の契約を勧めるものではありません)。
| 考え方 | 選び方の目安 | 確認すること |
|---|---|---|
| 保険料を抑えたい | 30%側にする。受取額の上限も下がる | 保険料の見積り |
| 家財の時価額が大きい | 50%側にする。保険料も上がる | 家財の時価額の見積り |
| 被害は一部損でも出てほしい | 一部損は保険金額の5%と小さい。区分の仕組みを先に理解する | 損害区分の基準 |
保険料は保険金額に応じて決まります。保険金額別の保険料の計算表は「賃貸の家財の地震保険料はいくら?」を参照してください。
保険金額を決める前に、確認したいこと
- 火災保険の家財の保険金額: 地震保険の範囲はここから決まります。保険証券で確認します
- 地震保険の対象外の品: 現金、有価証券、1個30万円超の貴金属などは対象外です。「地震保険の家財で対象外なのは?」を参照してください
- 契約途中で付けたい場合: 「賃貸の地震保険は火災保険の契約途中から入れる?」を参照してください
よくある質問
Q. 地震保険の家財の上限はいくらですか?
1,000万円です。建物は5,000万円です(財務省・日本損害保険協会)。
Q. 地震保険の保険金額は、火災保険の何割ですか?
火災保険の保険金額の30〜50%の範囲です。たとえば家財の火災保険が500万円なら、150万〜250万円です。
Q. 全損なら、家財の損害額が全額出ますか?
損害額の全額ではありません。全損は地震保険金額の100%が支払われます。受け取りの上限は、契約した地震保険金額です。
Q. 火災保険に入らず、地震保険だけ入れますか?
入れません。火災保険を別途契約していないと、地震保険には加入できません(日本損害保険協会)。
まとめ
地震保険の家財の保険金額は、火災保険の30〜50%で、上限は1,000万円です。受取額は、地震保険金額に損害区分の割合(100%・60%・30%・5%)を掛けた額で、損害額の全額ではありません。早見表と保険料の目安を並べて、30%と50%のどちらにするかを決めてください。
この記事は公的機関の公表情報をもとにした編集部の整理で、保険の加入を勧めるものでも、個別の契約について助言するものでもありません。数値は改定されることがあります。